WELLA
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2005年10月29日(土) おいしいもの

雑誌でおいしそうなイタリアンのお店が近くの私鉄の駅前にあるのを見つけた。うちの近くから出ているバスでも行けるところにあるので、夕方雨を縫って出かけた。店は駅から長く伸びた商店街を抜けたところにある。この駅で降りたことはないので、初めての商店街をうきうきと歩く。百円ショップもたこ焼き屋も八百屋も、どの業種も複数ずつあって、なんというか健全な商店街だ。
混んで入れないといやだから早めに出ようと夫に言われたので、大急ぎで支度したのだが、ついてみるとすでに予約で満席。がっくり。もときた道をとぼとぼと、しかしキョロキョロと感覚を研ぎ澄ませて歩く。和菓子屋さんも二軒あるので、試しにみたらし団子と餡団子のペアをそれぞれの店で買う。
商店街を行くと何軒か貸切で中で宴会をやっている店があるのは時節柄か。結局商店街を一往復半歩いて入ることにしたのは、しゃれた串焼きの店で、私たちが一番の客。二階席の落ち着いたコーナーに通される。お通しに山芋を短冊切りにしたものに、少し甘いだしのきいたおしょうゆとマヨネーズ、海苔がかかったものが出てくる。おいしい。こんど家でもやってみよう。そのほか、サーモンと山芋と豆腐の生春巻きに明太マヨネーズソースが添えられているもの、串焼きの盛り合わせと野菜の串焼き。野菜の串焼きは、おしょうゆをたらしてこんがりあぶったしいたけ、しし唐、それにプチトマト。トマトの串焼きは熱々ジューシー。英国式焼きトマトと思えば違和感はない。ただ串に刺して焼くだけで手軽だし彩りも鮮やか。楽しいなぁ。あとはカキフライ、白子ポン酢など季節の定番もの。最後に夫だけナシゴレン。デザートはお団子があるのでパス。
みたらし団子は、甲乙つけがたいというか乙乙つけがたい感じ。A店のは安くて大きく、B店のは少し高くて小ぶり。つまりB店のほうが上品なのだが、団子そのものの味はA店のほうが好み。B店のは団子本体に甘い味がついていていや。舌触りも上品で滑らか過ぎる。しかしみたらしのあんはB店のほうが上品でいい。A店のほうはだだ辛い感じで色も濃い。うーむなやましい。団子本体はA店、みたらしあんはB店というのが理想だ。自分でつくればいいのか。


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