WELLA
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2005年03月30日(水) 花冷え

うららかな春らしい天気だが、そういう日は花粉がすごいらしい。同僚が目を真っ赤にしていた。私の鼻腔にも、まぶたにも、花粉は入っているのだろうか。今年も花粉症にはならなかった。バケツがあふれるのはいつだろう。
仕事場にいたら携帯に連絡をもらう。大学院の同級生が急逝したのだという。彼も社会人入学で30代半ば。穏やかな性格の研究熱心な人だった。入学時の説明会でたまたま隣り合わせた他研究科のかわいい女の子とお互い一目で恋に落ち、ラブラブな学生生活を送っていた。たしかそのまま結婚したのではなかったか。お葬式はすでに終わっていて、ただ冥福を祈るしかないの。この間のオケの後輩のときもそうだったが、まだまだやりたいことがあっただろうしこれから活躍する人だったのに、と年若い友人の訃報はずっしりと堪える。自分ひとりで抱えきれなくなって、何人かに訃報をメールする。人はこうして耐えかねる重みを何人かで背負って軽減するのだろうか。
夕方急に冷え込む。

明日はフランス語のクラスが最終回なので、最後ぐらいちゃんとしようと机にノートを広げるが、そのまま船をこいでしまう。なんなんでしょ。


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