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機内食は相変わらず悲しくなるほどおいしくないが、スナックが充実しているので、まめに立ってはおせんべいとかポテトチップスとかサンドイッチとかもらってくる。雑誌もバリバリ読む。夫は飛行機に乗ってもずっと眠っていた。結婚した頃は飛行機の中でもずっと何か読んでいるか映画を見ているか絶対に眠らない人だったのに、相当疲れがたまっているらしい。邦画と洋画を1本ずつ見る。「約三十の嘘」と「ウィンブルドン」。どっちも出演者が豪華なのにひねりがない終わり方でなんだかなー。J-popチャンネルで「優しい時間」のエンディングテーマになっている平原綾香の「明日」を狙って聴く。やっぱりうまいなこの人。 定刻より少し早めに成田到着。非常口近くの席客室乗務員と向かい合って座る席にいたのだが、突然客室乗務員に愛想よく話しかけられる。以前私を接客した記憶があるというのだが、自慢ではないが私は人の顔を覚えないたちので、こちらはさっぱりわからない。よくこの路線をご利用ですよね?といわれるが、ヘビーユーザである夫はともかく、私はアメリカに行ったのは3年ぶりぐらいなので多分違う。後から考えるに、もしかしたら以前国内線担当で羽田〜小松間にいた人なのかも(笑)。 帰りの成田エクスプレスはなぜか荷物の少ない若者で微妙に込んでいた。4人がけボックスで相席になった二人連れの若者は、朝鮮語のサッカー選手の名前をいろいろあげて楽しそうに話していた。後からニュースを見たら、北朝鮮の選手が来日したようで、その出迎えの人も多かったらしい。接続がよくて成田から2時間で帰宅。結果的にフェニックスで一泊しなくても帰れたのだが、インターバルをはさんだせいで身体はすごく楽。 早速メールチェックすると、仕事のメールを何通かと、ウィルスメールが何通かと、大学オケの後輩の訃報。仕事先で交通事故にあって意識が戻らないまま亡くなったという。彼女とは数年前にとある集まりでばったり再会したことがある。日常生活に流れる音について研究しているといって、会合の最後に行われるオークションに出そうと思って持ってきていたサイン入りの著書をもらった。丁寧な調査と考察を重ねた彼女らしい本だった。バイオリンもピアノも上手で、研究も熱心に取り組んでいて、もっとやりたいことがあっただろうに、こういう形で将来を断たれてしまったのは、彼女自身さぞ無念だろう。その夜は、もらった著書の前にろうそくを灯して、彼女の冥福とご家族の心の平安を想った。 参考サイト: ウィンブルドン http://www.wimbledonthemovie.com/ 約三十の嘘 http://www.30uso.com/
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