WELLA
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2004年12月19日(日) パンがなければ焼けばいいじゃないの。

木曜日に迫ったとりならべ(意味のわからない人は「とりならべ」で検索してくだせえ)で来客があるので、掃除でもするべ、と思っていたが朝からちっともはかどらない。夕方スポーツクラブに行く前に急に腹痛に襲われ、どうもおかしいと思って熱を測る。あら微熱が…。高熱に強い私は、37.1℃ぐらいが一番つらい。スポーツクラブは明日にでも行こうと、休むことにする。後で今月から週末会員に変更していたことに気づく。ダメじゃん(-"-)。だからといって這ってでも行くような玉ではないのだった。今年はもう行けないなぁ。
で、検索した方はお分かりの通りとりならべの常連のNEOさん。最近材料濃厚なずっしりとしたパンをホームベーカリーで焼き続けているようなので、とりならべにずっしりパンをリクエスト。じゃあ、こちらはフランスパンでも用意しようかと思い、ホームベーカリー添付の説明書を見ながらとりあえず試作してみる。通常焼いている食パンよりドライイースト少なめ、粉多めで牛乳もバターも入れずに5時間後(!)に皮バリバリで焼きあがる。山形のフランスパンというのも変な感じ。パン・ドゥ・ミ(pain de mie)とも違う。
ところで、マリーアントワネットが「パンがなければお菓子を食べればいいじゃないの」といったという話は有名だが、あれはお菓子ではなくブリオッシュなのだという話を、元同僚のフランス人にこの間教えられた。「パンがなければ」は"S'il n'y a pas de pain,"だろうから、それとブリオッシュ"brioche"でgoogleのフレーズ検索をしてみたら、« S’il n’y a pas de pain, qu’on leur donne de la brioche ! »という文章が出た。直訳すると、「もしパンがないなら、彼らにブリオッシュを与えよ!」か。でもこの文章でヒットしたサイトは2件しかない。今度は"Marie Antoinette"と"brioche"で検索。今度は«S'ils n'ont pas de pain, qu'ils mangent de la brioche»が出た。「彼らがパンを持っていないなら、彼らはブリオッシュを食べる」か。
当時のパンというのは、今のような白いパンではなくて黒っぽいごつごつのパンだったのに対して、ブリオッシュは卵も牛乳もバターも入ってそりゃまぁ贅沢だわけだ。お菓子だろうとブリオッシュだろうと、アントワネットのとんちんかんの度合いが変わるわけではないけれど。と思いながらさらに検索してったら、この言葉はマリーアントワネットとは別の人の発言らしい。薀蓄だなあ。

参考サイト:
ネイバー知識plus http://plus.naver.co.jp/browse/db_detail.php?dir_id=110902&docid=14143


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