WELLA
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2004年11月19日(金) 血。

午前中非常勤先B。
来年度新規の非常勤を引き受けた先から、シラバスと業績書の加筆分を、電子ファイルで送るように言ってきたのだが、電子的に提出ってあなたフロッピーディスク同封ですよ。すでに我が家ではフロッピードライブつきのPCは滅んでしまったので、この非常勤先で書類を開けさせていただく。これをUSBメモリにコピーしてきたので、週末家のPCで直して来週これまた別の非常勤先でコピーして投函するつもり。あんだかなー(-"-)。
ぱぱぱっとしまって学食でラーメン食べて、ケーキ買って実家近くの歯科医へ。半期に一度の歯科検診である。なんとなく気が向いて歯医者さんにもスイートポテトを買っていく。特に悪いところはないと思っていたが、残念!下顎の犬歯脇に虫歯が見つかる(ぽちっとな)。歯を磨くときにちょうどここで歯ブラシをターンするので磨き残っていたらしい。ということは、今後この癖が続く限りまた虫歯になる可能性があるということだ。気をつけないと。歯石を取ってもらって流血の大惨事。
検診が終わってから実家へ行き、ケーキなど食べながら2時間半ほど滞在。母は指導している書道サークルが展覧会をやったとかで、いれかわりたちかわり人がきてあわただしい。卵やちくわをもらって帰る。帰り際に祖母の没後自費出版されたという句集をパラりと見る。祖母が亡くなったのは私が生まれるより5年前なので、私にとってはずっと過去の人というイメージで、時折祖母の話をする母を大昔の話をしているかのように聞いていたが、今になってみると身近な人の死後の5年というのは短いものである。母は実母をなくした喪失感の中で私を生み育てたのかなとふと思った。句集には、ちょうど今の私と同じ年頃の伯母が短文を寄せていて、なんとなく私の書く文章に似ているような気がしておかしい。伯母が書いているところによると、祖母が俳句を始めてからは家族全員を巻き込み、家族総動員して苦吟してやがて祖母一人が俳句の世界にずっと入り込んでいった、ということである。自分が新規に始めたことには早速他人を巻き込んで、さらに自分ひとりずっと深くその世界に入り込むあたり、母とそっくりである。やはり血は争えない。
帰りに7-11に寄ってボージョレ・ヌーボーを衝動買い。あと数ヶ月もすれば船便でもっと安く買えるのにと思いつつ。田崎○也プロデュースのワイングラスがおまけでついていた。コンビニすごいなー。でも、こんなの要らないからもっと安くして欲しいと思ったり。所詮私の血は赤ワインで出来ているわけではない。


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