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大学登山部の一行が雪に閉じ込められているというニュースを心配しながら見る。やっぱり遭難しちゃいけないと思いますわ。中高年の無謀な夏山登山とはまた次元が違うだろうが、北陸地方の記録的な大雪の中、「あんなに雪が降るとは思わなかった」というコメントを聞くとどうかと思う。 救助に向かうのは地元の山岳警備隊とか、消防・警察、そしてJ隊である。最近報道で見慣れた制服姿の人々が雪山へもくもくと向かう姿がテレビ画面に映る。派遣問題で世論がゆれる中も、J隊の人たちは命がけで命を救う仕事をしている。かたや札幌では雪像を作ったり、雪祭りの警備したり、大忙しである。災害が起きたりすれば、当たり前のように彼らの出番である。 普段スーパーなんでも屋のようにJ隊の人々を*平和的*に頼っている国民が、海外派遣となるととたんに*非平和的*だとアレルギー反応を示すのは なんなのか、と思う。雪山へ向かう隊員と海外派遣に赴く隊員。かける命の重みも救いたい命の重みも同じではないのか。J隊の人たちに無神経な言葉をぶつけているだけでなく、今この人たちが自分以外の人のために命をかけている事実を公平に認識したい。
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