WELLA DiaryINDEX|past|will
非情金もとい非常勤先Bへ採点表の提出に行く(郵送不可なのだ)。 事務が閉まる時間までにたどり着けばいいので、通ったことのない回り道をしたりして、すごく時間がかかった。もう2度とやらない。事務で採点表を提出し、控え室でこちらの授業評価の結果をもらう。授業評価はマークシートで各項目5段階評価になっているのだが、アンケートを実施したときは気分が滅入っていて、自分で中身を見ずに提出してしまった。こういう評価というのは、結局のところ学生に対するこちらの片思いが露呈するので、どんな評価をされても必ず少し傷つく。せっかく集計結果をもらったので覗いてみると、平均すると4.5で非常に高い評価だった。「熱心に取り組んでいる」という項目が意外と高くないのは、私の淡々とした話し方のせいだろうか。教員に対する評価や自らの学習態度の評価に比べて、総合的な満足度が非常に高いのも不思議である。 ところでこういう授業評価はできない人に限って満足度は低い。ちなみに2コマあるうち1コマ目は男子学生が8割で、2コマ目は別専攻で男子が1人だけ、しかも女子のうち3人が留学生というかなり特殊な環境だったのだが、留学生からの評価がかなり低い。かなり手をかけたつもりなのだが、彼女達にしてみれば、もっと手取り足取り教えてもらいたかったようなのだ。とはいうもののはっきり言って、日本語入力もおぼつかない留学生に進度をあわせていては授業計画通りすすまないし、日本語に不自由しない学生達の学ぶチャンスを奪うことになる。しかし、講義期間中に言ってくれれば改善できるところもあったのに、終わってから「ゆっくり話して欲しかった」などと書かれてもいかんともしがたい。 もちろん日本語のハンデもあるので、かなり甘い評価にしたのだが、まさに双方の思いがすれ違っている。成績を出す前にこの授業評価の結果を見ていたらあんなに甘くしなかったかもしれない、という気にもなる。本来、評価というものはそのように主観的であってはいけないはずだが、課題の数が多く、かつ人数が少ないとどうしても情が入り込んでしまって客観的になりきれない。 で、少し心がちくちくする。
|