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2003年09月24日(水) 趣味

円高が進んでいる。
私はこれと言って「これが趣味です!」と胸を張っていえるものも傾倒しているものもなく、つくづく自分は無趣味な人間だと思っていたのだが、よくよく考えてみると、こうやってWebページに駄文を載せるのは趣味と言えるのかも知れない。そう考えると、同じようになんとなく興味を持って継続してやっていることは、趣味といえるのか。ちょっと怪しいかもしれないが、その論理で行くと、私は外貨預金が趣味である。もとよりそれほど資金がないし、外為の短いレンジでの切った張ったは苦手なので、なんとかの一つ覚えで定期一本槍である。初回キャンペーンで高めの利率で出している通貨を選んで、それぞれ円が高めの時期に最低額を買い、すでに数種類の通貨で持っている。積極的に運用するというよりは、都銀の普通預金においとくよりマシ、というスタンスなのだが、却ってそういう欲をかかない姿勢がいいのか、一応今のところ全部勝っている。ただ一つを除いては。
ただ一つの例外とは、魔が差したとしかいえないのだが、2年前の春、超円安の時に買ってしまった都銀の米ドル定期である。当時、軒並み130円以上が続いていたのだが、都銀の組み合わせ型の新商品のパンフレットを見ていてその気になり、顧客売りレートが1ドル129円になった時、「チャンス!下がった!」とか思ってついふらふらと買ってしまったのだ。もうバカとしかいいようがない。その後ドルはあれよあれよという間に下がり続け、かといって大きく円高になると日銀介入が入ってまた上がり、を繰り返して、このままずっと元本割れのままいくのかなぁと忌まわしく思っていた。
ところが、敬老の日がすぎたあたりからめきめきと円高傾向になってきた。日銀介入が入るかと思っていたらそのままあっさり115円の壁を越え、今週は111円台となった。これはチャンス!買いコストを下げるために今日のレートで半額分買った。多分明日以降もレートが悪くなければもう半額分買う予定。これで1ドル129円の買いコストが、120円近くまで下がることになる。一種のナンピン買いである。表計算ソフトで、いつのレートが損益分岐点かとか満期時の円貨とかちまちま計算してみる。た、楽しい。



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