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朝シャワー浴びてホテル備え付けのお茶を飲んでJR岡山駅へ。これから京都経由で京阪奈方面へ。 「けいはんな」というのは、つくばの研究学園都市の何番煎じかの、国の肝いりで大開発した地区なのだが、計画が軌道に乗る前にバブルがはじけてしまったので、今のところぴかぴかの箱モノが点在する荒涼とした土地である。しかしそこにはホテルがあり、ネットで知り合った関西マダムたちとホテルバイキングを楽しむのだ。自販機でひかりのチケット買って時刻表を見ると、ちょうどいいのがなく、泣く泣くのぞみに乗る。せっかくネットで安いホテルを探したのに、ここでのぞみ差額1000円も払っていたら、バカじゃん(泣)。目が覚めてベッドの中でテレビなどだらだら見ていたおのれの愚かさを呪う。 京都駅からは近鉄に乗り換え、新祝園(しん・ほうその)駅へ。このあたりまったく土地勘がないので「シンホウソノ駅はどれにのればいいんですか?」と駅員さんに聞く。いやぁ、聞いてよかった。急行で30分弱。バスでもいけるのだがそれを待っていると待ち合わせに遅れそうなのでタクシーに乗る。ここでもまた1000円弱、吹っ飛ぶ(大泣)。 ホテル、といってもロビーは新しい公民館のような雰囲気だが、に入ると上からマルコさんが呼ぶ。私は2番目らしい。ついでダイヤさん、ベビーカートを押したさるとるさん、と続く。あともう一人はあらかじめ遅れて到着がわかっていたので、さるとるさんは初対面だが、自己紹介もそこそこにまずはバイキングレストランへ。11時半には満席というので11時過ぎに来たのだが、どこから来るのか確かにすごい人である。主婦や若い女性のグループや子連れや老夫婦ばかりで、近隣のオフィスからの人は皆無。90分一本勝負だというので、早速交代でお皿を手に料理へ。オードブルからデザートまで和洋中かなりの品数がそろっている。一通り取ったところで、食べ始める。おいしい。ほどなくこれまた初対面のぎんちゃんも登場し、同月齢ぐらいの赤ちゃんが2人になる。かわいい。昨日のウェディングパーティーの画像なども見せつつ、周囲の騒音にまぎれてかなりわいわいがやがやと過ごす。これだけ食べて平日料金一人1000円ちょっと。こりゃ、人が集まるわけだ。 この後近くにある研究所に友人のたづさんがいるので、見学させてもらうことになっていたのだが、私の不手際で連絡がとれず。ぎんちゃんは先にお帰りなので、ロビーにおいてあるベンチにみんなで座ってだらだらとおしゃべり。こういうのも気楽でいいものだ。やっとたづさんと連絡がとれて研究所に向かう。彼の研究の一片など見せてもらう。普段の生活ではあまり触れることのない分野で面白い。それとともに箱モノの外からはうかがい知れない世界が内側にはあるということも新鮮だったのか、同行のお三方には喜んでいただけたようでほっとする。 お三方とは研究所を出たところで再会を約してお別れ。私は国立国会図書館関西館の見学に。1本道をひたすら歩く。見えてきた箱モノ。入り口で当日限りの利用者カードを作り、広大なロビーを抜け、中へ。書架も利用者もすかすか。永田町の本館からこちらにかなりの数を移管したというが、さすがにまだ余裕がある。それにしてもいかにも今風のたいそうな建物である。わくわくするよりも、なんだかなぁという気がするのはなぜだろう。国会図書館の場合納本制度があるので、将来を見越して広大な書庫が必要であるのは認識しているのだが、利用者サービスとしてはその環境を生かしきれていないと思う。私が建物に入ろうとしたとき、家族連れがいたのだが、18歳未満入館不可の案内を見てすごすごと帰っていった。子供が入れないということは、子連れの人々も入れないのだ。あれだけ場所と人が余っているのだから、託児所は無理としても、せめて子供が入れる一画とか、複写サービスを頼む間の一時預かりとか、なんらかの手は打てそうである。もっとも打つ気があればの話だが。 図書館を出てまた先ほどの研究所前まで戻り、たづさんとお茶。共通の知り合いの消息とか、近況とか、1時間ほどおしゃべりしてお別れ。今度はバスで駅まで戻る。途中でうわさの「わたしのしごと館」を見てたまげる。聞きしに勝る箱である。近鉄との接続もよく、京都駅で八つ橋を買ってひかりで帰る。余裕でその日中に帰宅。 あー楽しかった。みなさまお世話になりました。ぺこぺこ。
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