WELLA
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2003年02月20日(木) so embarrassing

おそれていたことが起きてしまった。
フランス語教室の休み時間に、ちょっと時間ぎりぎりにトイレに駆け込んだ。たったったったと駆け込んで、いくつかある個室の一つに飛び込もうとしたら、たった今まで使っていた様子。ちょっと逡巡して、隣の個室に入ろうとしてちょっと躓いてしまった。瞬間、洗面台のところに立っていた若い子が、こちらの方を見た。おっと思いながらも、そのまま視線を感じつつも中に入って無心で用事を済ませた。さっぱりしたところで外へ出ると、洗面台のところにいた彼女がまだ立っていて、手を洗う私のところに話しかけてきた。「あの、すみません、なにがし(仮名)先生ですよね。私、後期先生の授業取ってたんです。」ひー。が、がくせいっ。しかも申し訳ないけど、目の前の彼女を顔をとんと思い出せない。思い出せないまま、ハンカチももっていないので、その場のトイレットペーパーで手を拭きながら、まあまあこんなところでお会いするとは、などと一応話をあわせてみる。
この教室はメジャーだし、大学からも便利なので(だから私も通っているのだが)、いつかはこんな日がくると思っていたのだが、実際にその場に遭遇してみるとそうとう動揺するものである。トイレの中で話をするのもなんだからと廊下に出てみるが、さして話が弾むはずもなく、何の授業をとってるのかとか、偶然ですねぇとかそういう話をただするだけである。
授業が終わってもう帰るだけだという彼女は、はあーびっくりした、と連発しながら去っていった。びっくりしたのは、こちらの方である。あんまり実態をさらけ出してがっかりさせるわけにもいかず、これからはおちおちトイレにもいけない。


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