WELLA
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2002年12月26日(木) 出し抜きデート

ぱらぐちとランチデート。実に3年ぶりの再会である。
そもそも別コンテキストで数人でご飯を食べることになっていたのだが、主催者の都合が悪くなり、事前キャンセルになったのだ。しかし燃え上がった炎消し去りがたく、抜け駆けで二人だけで何回か芝居がかった熱いメールを取り交わし、表参道で会うことになった。待ち合わせ時間より少し前についたので、あたりを散策。昼間表参道に来るのも何年ぶりかも。洒落た新しいビルがにょきにょき建っていて、レストランとかカフェとか雑貨やとか並ぶさまは外国の街の一角のようである。でもランチの値段はおおむね安い。
待ち合わせ場所に立っていると、向こうからやってきた人がみんなぱらぐちに見える。茶パツのぱらぐちとか、業界風のぱらぐちとか、痩せたぱらぐちとか、毛皮のコートを着たおばさんのぱらぐちとか、いろんなぱらぐちをやり過ごしていると電話が鳴った。突発的事項により待ち合わせ地点よりかなり南西にいる様子。こちらに向かって歩いているというので、私もそっち方面まで歩いていき、途中で感動の再会を果たす。「ううう、会いたかったよ、ぱらぐち」「俺もだよ、れいこな」。とりあえず熱く見詰め合ってみる二人。
さっき散策中に見つけた洋食屋にさっくり入り、食事をする。歯が浮かない程度におだててもらい、気分よくしゃべる。近況報告に始まって、最近考えていることとか、家族や知り合いの話とか、結構青臭いことをフツーに話す。なんか親戚に久しぶりに会うみたいだなー、と事前に言い合ってたのだが、何時間か話してみて、お互いの親戚成分を再確認した感じ。従兄弟とかって、普段つるんだりしないけど、盆暮れ正月や冠婚葬祭にたまに会うと妙に心が通じちゃうって言うか、そんな雰囲気である。
河岸を移して、とりとめもなく話をする。ぱらぐちに話してその反応を聞いて、自分の心の中が再認識される、というのを繰り返す。そういえば最近、家族以外のだれかとリアルでじっくり話し合うってなかったかも。せっかくなのでいろんな話を振ってみる。お互い利害関係もライバル意識も上下関係もないのですごくラクチンなことを再発見する。
渋谷まで歩いて、もう少しまめに会うことにしようと約束して別れる。
道路も人も大混雑。いよいよ年末である。


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