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日記を書こうと思って開いたらカウンタが6666だった。縁起がいいような悪いような…。 ところで、いまさらながら「話を聞かない男、地図が読めない女」を読んだ。いわば脳みそのジェンダーの話である。男と女は所詮脳みそのつくりが違うのだから、理解しあえないのは当たり前、そういうものだと思って相手を認めましょうという論調。私はどちらかというと考え方が男っぽいといわれるが話は聞くほうだと思うし、地図も読める。夫に至っては話も聞かなければ地図も読めない。確かにいい意味でも悪い意味でも夫は私の理解を超える思考回路の持ち主であるが、なんとなくこの本は我が家には当てはまらないと思っていた。 しかし読んでみると、その通りとはたとひざを打つことが多い。例えば何度言ってもトイレの便座を降ろさないとか、戸棚の中に入っているものを探し出せないとか一度に一つのことしか考えられないとか、何もわが夫だけが世間の男性諸氏に比べて格段に劣っているわけではないのだ、ということがわかった。とりあえず今まで辛く当たって悪かったね、と夫に向かって謝ってみる。 もちろん当てはまらないことも多い。この本によると一般的に男性は女性より空間能力に優れていて、例えば縦列駐車とか家具がその場所に収まるかどうかということは女性に比べて断然勝っているというのだが、我が家に限って言えばむしろ逆である。しかし同じ空間能力に関することとして、男性の方がプログラミングが得意であるとある。確かに周囲を見てもコンピュータサイエンスの世界は圧倒的に男性が多いし、まったくそのとおりであると思う。それは抽象的なモノの考え方と言い換えられるのかもしれないが、論理式を展開するとかプログラムの振る舞いを考えるとか、そういうことになると私はからきしダメである。実生活での段取りのようなものならば同時に複数のことをこなせるし考えられるのだが、抽象的にモノを考えようとすると頭の中に白い霧がかかったような気持ちになる。これは自分の頭が悪いせいだとひとえにそう思ってきたのだが、どうもそれは女脳のなせるワザらしい。なんだ私だけが劣っているわけじゃないんだ。ほっほ。
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