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午前中から某区の小学校でIT講習会。例のばら撒きIT予算枠らしい。私の住んでいる区でもボランティアでアシスタントをすることになっているのだが、こちらはようこさんの斡旋で講師。一応それらしく校長室で世話役のPTA役員の方々に茶菓の接待などを受ける。土曜日なのに大変ですなぁ。校庭の片隅では校庭開放(第ニ土曜日である今日は休み)の監視をしているお母さん達がいるが、遊んでいる子どもはいない。大変ですなぁ。 小学校に足を踏み入れるのは20年ぶりか。天井がこんなに低かったかなぁ、なんて思ったりする。来客用のスリッパが歩きにくい。 パソコン室は普通の教室の壁際に沿って端末がずらりと並んでいて、日に当たらないようにカーテンを締め切っているので暑い。そこに子ども用の固い丸いすが置いてあって全員が外側に向かってコの字型に座ることになる。子どもにはいいかもしれないが、大人、特に年配者にはかなり劣悪な環境である。劣悪な環境ながらテキストに沿って熱心に受講する方々。カリキュラムは私のイメージの三分の一ぐらいの内容だが、最年少は41歳、最年長は79歳。推して知るべしである。基本的な用語を説明し、基本的な操作を何度も繰り返して演習してもらう。 ようこさんとようこさんの会社の後輩の女性がアシスタントについてくれるので、安心してしゃべり、演習の間は少し息抜き。オヤジギャグ炸裂。初めは反応の固かった受講者も、後半になると慣れて来たのか、笑い声が聴こえるようになる。おかげさまで講習会自体は特に問題なく終わり、受講生の方々も口々に「楽しかった」と帰られた様子。ほー。しかしさすがに1回4時間はハード。来週と再来週も4時間ずつ。 講習の後は再度校長室でお茶をいただくが、いかんせん講習の直後の放心状態と、目の前にいるPTAの役員さんと話が噛み合ないのとで、めっきり口が重くなる。ようこさんの助け舟で早々においとまする。気楽な3人に戻ったところでセルフコーヒーショップに入ってコーヒーゼリーを食べながら、人はいかにして専業主婦と兼業主婦との岐路を迎えるか、なんてことを結構熱く語る。 夕方から夫の学生時代の研究室同期が久しぶりに集まるのでお台場へ。昼間対峙していた面々とは対照的に、いずれもどっぷりコンピュータに浸かっている人々なので、話についていけずもっぱら相槌を打つのみ。流行に敏感な若者が闊歩するパレットタウンで「今度さー、みんなで旅行でもしようよ」「いーなー、それ。ついでにワークショップもやろうぜ」なんて会話がはずむ彼らの夜であった。場違い。
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