芥川賞の作品だから読んでみることにした 賞はきっかけである 自分もコンビニバイトをしてたので それそれあるあると何度も共感して読めた
アマゾンレビューも多いが高い評価だけではない 描写はまさに目の前で動いてるようなリアリティがある ただ主要登場人物は異端過ぎてリアリティはない 普通に日常に多くいる人達ではない
だからとても奇妙には感じるが 自分が何者かハッキリ解った時に迷いが無くなり 輝いてくる
でもこの話が気持ち悪いという読者がいる それはなぜか コンビニというある意味最も俗っぽい者に同一化させる気持ちが理解できないからだろう
この本が、バスケ人間とか、サッカー人間とか、将棋人間とかプロフェッショナルを極めるものであれば、批判はなく共感される
例えば、バスケを極めた男が、先行きに不安を感じ、結婚して普通の仕事をしようとするが、 「安西先生…バスケがしたいです…」って三部リーグからでもリスタートする話みたいな
バスケにした途端、普通で、粗筋も読めて、どこにである陳腐な話になるが、それがコンビニだと唯一初めての切り口となる
自由に生きることの難しさの一方で 自分が何者かを決めて進む清々しさから勇気を貰える
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