2002年01月17日(木) |
辛さ×10倍 vol.2 |
さて昨日の続きになるが、辛いというのはかなり曖昧で、あやふやで、主観的である。
それらを「辛い成分」と決めてしまうのはおかしなことであるのだ。 そのおかしさを巧く描写した文献があったので、下に示しておく。 ----- A君は「αという成分だけ辛いと感じる」 B君は「βという成分を辛いと感じるが、αは辛いと感じない。むしろ甘いと感じている」
こういう状態があれば、αとβは「辛い成分」に入れていいものかわからない。 リンゴとハチミツを入れたら本当にカレーが美味しくなるのか!???? というぐらいわからないのだ。 (「辛さについての空騒ぎ」著者:カーリー・バートモン) ----- そんな状況だけど、この×何倍という表示はかなりウケがいいらしく、 今では×100倍というのですら見かけるようになった。 しかしながら、100倍までくると辛さがまったくもって全然イメージできない。 はっきり言って×100倍という表示が意味をなさないでいる。
クイズダービーの最後の問題で、大橋巨泉が 「倍率ドン!さらに倍」 と言って、井森みゆきが30倍になったりもしたが、 あの井森みゆきですら高々30倍であって、100倍にはならなかった。
あれはただの1クイズ番組だったけど、僕達はあれから何かを学ばなければならないと思う。 繰り返すが、かの井森みゆきですら、100倍にはならないのである。 まぁここまで言えば、僕の気持ちが君達においおい伝わっているだろう。
むろん当然ながら今日の晩御飯に「ご飯?パン?麺?」で、迷ったなら、 「三択の女王 竹下景子 に3千点」 で決めてもらいましょう。
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