2001年02月17日(土) |
ボクシング 〜 熟練への道 〜 |
今日は土曜日。土曜=休み。 通常の大学生・大学院生はそうかも知れないが、私は違う。 実のところ私は大阪大学ボクシング部のコーチである。真実はコチラ。 そこで、久々に一昨年前のキャプテン玉越に出会う。
彼もまた大学院に進学しているのでコーチとして部に残っている。 彼はコーチではあるが、頭は金髪ボウズであった。 彼から、次ぎの3月には袈裟を着て東南アジアを廻る、 などといった旅行計画を聞かせてくれた。 まったく性懲りもない人間である。
私はコーチであるから、自分の為の練習はしない。 しかし、ミットを持ち一年生に指導していると次第にやる気が出てくる。 「肘を出しちゃ駄目だ。脇を絞れ。絞れ。」 一年に言いつつ、自分にも再認識させる。 教えて学ぶものがあるとよく言うが、このようなことだろう。 他人に教えられて初めて自分が理解している事になる。 理解し納得を超えたところに、熟練がある。 理解しなくて、納得しなくても、反復し頭や体に覚えさせる事により、 自然と体が動かせられるところまではいける。 しかし、それでは指導者のアドバイスを鵜呑みにしているだけである。 自分の頭で考えなければ、変化に対応できない。 自分に最もあったスタイルというものを追求できない。 理解し、納得したうえで、体に馴染むまで反復し練習をする。 これが熟練への道である。
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