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| 2003年09月11日(木) |
繭玉...顔を出したり出さなかったり |
今宵は満月なり.
子供のころ,団子を木の枝にさして,ススキと一緒に飾った記憶がある. 翌日にそれをみたらし団子にして食べたっけな. もちろん,つくりたての団子をみたらしの他にあんこをつけたり,きなこをつけて 食べたりもした.
美味しかった記憶が蘇って来る. 米の粉からつくるそれは美味しいほかに,粘土遊びのように楽しかったものでもある. 真ん丸のもののほかに,うさぎだったり,ヒ−ロ−だったり... 変なものをつくるからよく怒られたものだ.
月光を浴びながら,酒でも楽しみたかったけれど 体調がすぐれずに1日寝ていたに等しかったので断念. ちょっとずれた最近の暑さにやられたかな.
しかし,よく寝たおかげで今はなんとか調子はいいので 月見酒はいいだろうな,と想像だけしてみる.
ベランダでは趣がないから,やはりその舞台は実家の縁側だろう. 先祖代々のおじいちゃんたちが,手塩にかけた立派な松が雰囲気を更に醸し出してくれて 酒もうまく,団子でもほんとにつくったりしたら最高だろうな. 秋の花も脇役でがんばってくれるだろう.
虫の声も聞こえる庭で 月と酒と団子と君と... きっと最高で,いいかもしれない.
月は雲があるために顔を出したり出さなかったりしている. 雲に霞んだ月光を浴びながら,静かに鋭気でも養うとしますかね.
★ 繭玉(まゆだま) 小正月の飾り物. 柳,榎,山桑,アカメガシワなどの枝に餅や団子などを たくさんつけたもの.
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