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2007年07月15日(日) 日記才人閉鎖を惜しむ


日記才人という更新報告サイトがある。
昔は日記猿人という名前のサイトで、1996年くらいからweb日記をつけている人たちの溜まり場だった。

私は登録番号が662番で、最古参の部類に入る。97年の3月に登録しているから、もう10年以上が経過していることになる。この10年で、webの世界も見違えるほど進歩したし、web上のコミュニケーション手段もかなり変わった。(さらに進歩し続けるとどうなるのか、実に楽しみである。この時代に生を受けたことに感謝したくなる。)

その日記才人が、この週末、その役目を終えて、閉鎖されるようだ。やや感傷的な気分で、この最後の更新報告をしている。

ここに登録していた古株の人たちは、インターネットの草創期、ブログという言葉が出来る相当前の時代から日記をつけているわけだが、同じ頃に始めてweb日記を書き続けている人は、数人しか知らない。変な人に絡まれたり、嫌がらせや中傷を受けたりということでうんざりしてやめる方も多かった。僕自身、幾度かの中断を挟みながら、曲がりなりにも続けてきたわけだが、その間に嫌な思いをすることがなかったわけじゃない。しかし、色々な出会いもあり、今の事務所で働いているのも、実はこのサイトが機縁であった。さらに、今一緒に働いている人たちの中には、弁護士になる以前から読んでくださっていた方もいることを、後で知らされることも多かった。そういう出会いがあるから、サイトを続けてこれたのだと思う。

日記猿人、日記サイトは、こういった個人のサイトをつなげ、一種の新しい文化を形成する媒介となったのではないかと思う。RSSなどなかった時代に、日本のweb日記の文化の形成にどれほど影響を及ぼしたか判らない。

さようなら、日記才人。関わっていた方々、いままでお疲れさま。そして、皆さん、またどこかでお会いしましょう。
(この日記自体はまだ続けますのでご心配なく。)
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