2003年12月08日(月) |
留学日記:一歩ずつ先へ |
|
論文はなんとか終了。薬で熱を抑えながら、最後は二日ほど半徹夜して書いたのだが、クリアカットな視点が出せず出来は今ひとつ。
P2Pファイル共有ソフトユーザの特定に関する法律問題の日米比較という内容である。直前に日本で逮捕者が出たり、RIAAの訴訟の進展があったりと鮮度は間違いなく高い。提出日と同日付の記事のcitationも行っている。が、それだけに陳腐化も早いだろう。課題としての提出という目的以外には使用できない。
***
さて、次へ。
ロースクールでの試験は、Multi(選択式)を除き、ExamSoftというソフトをPCに入れ、PCを持ち込んで行う。このソフトを使うとPCの機能が一時的に制限され、純粋に答案を書くこと以外にはPCを使えなくなる。手書きの者とExamSoft使用者とは試験を受ける部屋も分かれている。問題は、このためにわざわざ外付けフロッピーディスクドライブを購入しなければならないことである。オンラインで提出すれば済む事なのにFDDでの提出というのは、時代遅れで馬鹿げているが、おそらく答案作成者の同一性を確保する手段がないと判断したのであろう。
公開鍵の技術を導入すれば簡単に済む話なのに。とPKI関連の仕事を日本でして来た者は思うのである。
***
そういえば、もうひとつ問題があった。今使っているPC(Let's Note CF-T1)は最近HDDが不調で前触れなく再起動がかかってしまうことがあるのだ。今回の論文提出間際にも、突然再起動がかかって酷い目にあった(Crip DriveというUSBストレージで逐一保存しながら進めているので問題はなかったが)。試験の最中に再起動がかかったらどうしよう。
|