2003年07月09日(水) |
パリ留学日記:Bibliotheque Nationale |
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BN(フランス国立図書館)に行く。建築家ドミニク・ペローが設計した4つの棟は、それぞれ開いた本の形を表現している。ウッドデッキが延々と続く。ガラスで構成された壁面で取り囲まれた中庭は、まるで熱帯の森のように木々が配置されている。

ソルボンヌで学ぶ友人に案内してもらったのだが、彼は、論文を書くためにBNにこもっていることも多いという。
BNの書店で購入したBouquins版ランボー全集で確認したところ、先日のランボーの詩の引用が間違っていることに気づいた。
正確には、「地獄での一季」Deriere II言葉の錬金術の "Elle est retrouvee! Quoi? l'eternite. C'est la mer melee Au Soleil." で、「また見つかったぞ! 何が? 永遠が。それは太陽と繋がった海だ。」となる。過去の記憶と現在生成を続ける物事とは、その正確性がどうであれ、等価であるというのが私の認識であるが、再現の正確性が問われる場合、不変のテクストとの整合性を確認しながら進まねばならないのは自明のことだ。あらためて自戒。
友人たちと、BN近くのセーヌ河畔でお茶。会話は弾む。話題にすることはいくらでもある。時折セーヌを下る貨物船の航跡に、bateauxが揺れる。

ちなみに、これは全くの偶然であるが、この河畔の道にはこんな名前が付いている。

帰途へ。フォーロム・デ・アルの裏にあるレンタル自転車の店で、変速機付きの自転車を一週間借りる。パリにこれだけ長く滞在する機会はもうないだろう。そう考えると、悔いのないよう、少しでも多くのパリを見ておきたい。今週末から月曜にかけては、Quatorze Juillet(7月14日の革命記念日)だ。
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