数日にわたり、僕は自分に対してメールを送信しつづけている。そのメールにはこんな詩の一篇だけが記されている。*** けれどもいまごろちょうどおまへの年ごろで おまへの素質と力をもっているものは 町と村との一万人のなかになら おそらく五人はあるだろう それらのひとのどの人もまたどのひとも 五年のあいだにそれを大抵無くすのだ 生活のためにけづられたり 自分でそれをなくすのだ ───宮澤賢治「告別」***P.S.今日も深夜作業。暖房が止まったようだ。