The reverse side of a flier
Yu



 なれた。



一年以上前になってしまうのですが、
私は、自分の苗字も借り物のように思い、
自分の住む場所もヒトのモノのように感じていました。
そして、自分勝手に姓をなのったり、住所をしらせたり
できませんでした。
旧姓で有れば抵抗無く名乗れるくらい、
信用できる相手にさえも。


それが、気がついたら、全然普通になっています。
もう、新しい姓にも、住所にも抵抗がありません。


私は一人暮らしの時、ものすごく用心していました。

とあるサイトのオフ会では、偽名で参加し、
住所も嘘を教えました。とりあえず何度かあって、
安心できるまでは教えたくなかったのです。

(そんなに多くない苗字であったこと、昔話じゃないけど
名前を知られることに、まるで相手の支配下に入るような
感じがしてしまうことから、苗字まで内緒にしたのです。
住所内緒の理由は、きっと皆様もわかってくださるでしょう。)

だから、夫のところで暮らすとき、私の頭には、
一人暮らししている自分のところにだれかが泊まり、その人が
私の知らないところで私の見知らぬ人(紹介もしてくれない、
名前も教えてくれない)に自分の住んでるところ、といって
住所をおしえたら嫌だ→夫の住所を話して良いのか?だったのですね。

その時も、私は実家の住所の方が余り抵抗なく教えられました。
一人暮らしと家族の安心感の差だったのでしょう。

今は、私たちの「家」が「一人暮らしの発展系」から
「家族の家」になってきたのでしょう。
だから、抵抗がなくなってきたんだろうなあ。。
(とは言え、やはり本名紹介は慎重な方だと思いますが。)


というわけで、ふと、わたしってば新しい家族としての感覚に
順応してきてるじゃん、と思ったのでした。

なんのことやら、という方が大部分でしょうね。すみません。

2002年02月26日(火)
ご感想をひとことお願いします
お名前: 一言(改行不可):

初日 目次 最新
Link: [Mini Sewing(別館)]   [メールフォーム]  

MAIL

My追加