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壱カ月|昨日|明日
2005年10月01日(土) |
Memphis blues again |
10月になった。10月最初の朝は、二日酔いの朝だった。目の奥がどよんと重い。このところの酒量の増加はまったく憂うべきことだ。しかし、減らし方がわからない。 朝ごはん。トースト、きゅうりのサラダ、カフェオレ、ヨーグルト。ボブ・ディラン『no direction home』を聴く。5日ほど前から、朝はずっとこれを聴いている。
図書館で打ち合わせがあるため、自転車を飛ばしていく。この打ち合わせも、たぶんこれが最後となる。秋に行われるいくつかの会が終われば、この活動から身をひくことになっている。とうとう結局これにも、私は心血を注ぐことができなかった。でも、考えてみるに、はたして今までの人生において、何事かに心血を注いでみたことが一度でもあっただろうか。…、あったなあ。あったし、今もあるとは思うけれど、やり方を間違えたかもしれない。
打ち合わせ終了後、Iさんは私の右手を両手で包んで、助けてくれて本当にありがとう、これからもどうぞ元気でね、などと、二度と会えないような挨拶をした。ちょっと大げさみたいだと思ったが、ウルウルしているIさんの目をみたら何も言えなかった。
図書館からの帰り、堂島のジュンクに寄り、いろいろと本をながめた。この夏は気が狂ったみたいに本を買ったので、今月は少々自粛するつもりだったけれど、リチャード・ブローティガン『不運な女』(新潮社)のみ、一冊購入。それから『一冊の本』『図書』『月刊百科』をもらう。 昼ごはんは食べなかった。
夕方、迎えにきてくれた友人の車で、スーパー銭湯にいった。露天風呂に一時間ほどつかり、何故かキトラ古墳について熱く語る。露天風呂の他は、ハーブ湯にもつかる。ハーブ湯は思いっきりバスクリンのような匂いがした。 晩ごはんは、自宅で友人と二人でとる。玉ねぎとみつ葉のかき揚げ、オクラの天ぷら、炒り豆腐、白菜のサラダ、ビール。 夜10時頃、友人が帰る。駐車場まで送っていったら、車につんであった焼酎を一本くれた。私にはむやみに酒を与えないでほしいのだが、まあありがたくいただく。 人が帰った後の部屋は、妙にがらんどうな気がする。
後かたづけをして、台所のテーブルでコンラッドの短篇を2篇読む。
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