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壱カ月|昨日|明日
| 2004年10月07日(木) |
絵とみみずとチョコレート |
午後から神戸まで絵を観に行った。以前仕事でお世話になった方の個展。阪神電車の特急にゆられつつ、昼休みに旭屋でもらった新潮社の「波」を読む。庄野潤三の「けい子ちゃんの浴衣」を読んでいたら、私にしては珍しくチョコレートを食べたくなった。庄野潤三は買物に行ったついでに時どき「明治のチョコレート」を買って、それを銀紙にくるんだままいくつかに割って小さな缶に入れておき、晩酌の後に2かけほど食べるんだって。まあ美味しそう。缶に入れた板チョコを食べる自分を夢想しているうち目的地に着いた。平和だ。 神戸は少し時雨れていた。ちょっと迷って会場到着、帰ってから観た感想をメールで送らねばならぬので絵の題名と特徴などせっせとメモしておく。義理にとりつかれて、いつになく熱心な絵画鑑賞となった。 絵を見た後はちょっくら神戸探索、といきたいところなんだけど、仕事を残しているのでまたすぐ大阪へ。帰りの電車では30分間コッテリ眠り、梅田の「まるしげ」で早速、明治の板チョコを買った。思いついたらすぐ実行。この素早い行動力が仕事等々にも発揮されたらなー、私も普通の人間なんだけど。
残業して帰ったら、ちゃぶ台の上に見知らぬ古本が15冊ほど積まれていた。今日が休日にあたっていたTが、四天王寺と天満宮の古本市で買ってきたものらしい。本はみんな埃だらけで、触ると手が真っ黒になった。 私の分としては、高井有一と小川洋子、そして前から読みたい読みたいと切望していた徳富蘆花の随筆集「みみずのたはごと」上下巻を見つけてきてくれた。くれるのかと思ったらやはりお金を請求されたので、エライ高いなあと思いながらしぶしぶ1200円払う。「みみずのたはごと」が2冊で1000円だったという。ホントかなー、どうも疑わしい。
夜、フェミ・クティを聴きながら、ウェットティッシュで拭いた「みみずのたはごと」を少しづつ読み始める。もったいないので少しづつ。自然描写が巧いなあ、すぐ目の前に光景が広がるような鮮やかさがある。それに少しとぼけたような味わいも。それから、フェミ・クティと徳富蘆花は案外合っているような。 たぶん、午後11時半頃には就寝。その頃からまた雨がポツポツ降り出していた。
・購入物:徳富健次郎(蘆花)「みみずのたはごと上・下」(岩波文庫) 小川洋子「余白の愛」(福武文庫) 高井有一「蟲たちの棲家」(集英社文庫) すべて古書
・朝食:ぶどうパン、ヨーグルト、バナナ、珈琲 昼食:お弁当(梅干おにぎり、サツマイモのそぼろ煮、卵焼き) 夕食:白菜と豚肉の重ね蒸し、しめじといんげんと人参のゴマ味噌和え、湯豆腐、麦酒、ごはん
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