昨日・今日・明日
壱カ月昨日明日


2004年08月05日(木) 思い出には靄がかかっているようだ

 今日は5時頃目を覚ましたので、台所の椅子に腰掛けて「その名にちなんで」を最後まで読んだ。
 小説の中盤くらいにゴーゴリが父親から贈られるプレゼントは後から、しかも、何かが確実に終わった後で出てくるはずで、その時私はきっと泣くだろうと思っていたら、まんまとその通りになり、朝っぱらから涙をポロポロこぼしてしまった。
 先日読んだ吉田喜重の本の中に書かれていた、人は手遅れの過去と手つかずの未来の間の移ろいゆく現在をユラユラ漂うように生きていくしかないのだ、という言葉を思い出したりし、人が死ぬとは一体どういうことだろう、とあらためて考えたりした。

 日が沈みかけた街を帰る。夕立がきそうなので若干急ぎ足で。途中で天神橋商店街に寄って、古本屋さんを何軒かのぞいてみたけれど今日はこれといって収穫はなし。寂しいので、八百屋さんで大きめのオクラを2パック買った。オクラ大好きだ。
 それから近所の酒屋に行き、瓶ビールを届けてもらうように手配する。もうここんところ、ビールがなくてはもはやご飯が食べられないというような状態になっているので、瓶とか缶とかに頓着していられないのだけれど、やっぱり瓶ビールは美味しいな。缶はダメです。

 夜は、せっせせっせとMD編集に励む。思い起こせば若かりし頃、こうしてCDを部屋中に散乱させて夜の夜中にチマチマと、46分か60分のカセットテープに音楽をおとしては、好きな男にあげたもんですよ。角田光代の何かの小説にもそんな場面があったなあ、と思い出す。自作のテープをあげるなんてことは、何か趣味の押し付けのようで、もらったほうも案外迷惑だったかもしれないなあ、と、もうほとんど意味のない反省をしてみたり。

 本日読んだもの。片岡義男「彼女が演じた役」を読み始める。
 それから会社で今月も引き続き読売新聞を購読する運びとなり、町田康の「告白」をもうしばらく読めるようになった。誠に喜ばしいことである。

・購入物:なし

・朝食:イカリスーパーで買ったピーナツがたっぷり入ったピーナッツクリームサンドパン(何とかという名前がついていたけれど忘れた。126円)、珈琲、クレープフルーツ
 昼食:成城石井で買ったサラダ冷麺
 夕食:ジャーマンポテト、オクラのカツオ和え、コスレタスとキュウリのサラダ(ゴマドレッシングをかけて)、茹でたとうもろこし、麦酒、ごはん


フクダ |MAIL

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