昨日・今日・明日
壱カ月|昨日|明日
暑いー、なんじゃこりゃ。もうすっかり夏ですな。
今日はいつもの友人との定例飲み会。彼女の仕事が終わるまでふらふらと京阪沿線をうろついて時間をつぶす。ふと入った千林の古本屋さんで九鬼周造の随筆集を買った。他にも大岡昇平や車谷弘など欲しい本があったのだが、飲み代がなくなっても困るので諦めた。また日をあらためることにしよう、それまで誰も買わないでね。
午後8時頃に友人と合流。友人が張り切って、私が奢ってやるから寿司を食べに行こう!、と言う。何と珍しいこともあるもんだ天から槍でも降ってくるんではなかろうか。何でもどこやらから臨時収入が入ったそうで、ありがたくお言葉に甘えておく。寿司の後は、近くのバーに行ってビールとソルティドッグを飲みながら、ああでもないこうでもないと私達の力ではどうしようもないことを喋っていたら終電を逃してしまい、タクシーで帰った。うーん、無駄使いだ。
タクシーに乗って最初の信号で止まった時、運転手さんがガバッとこちらを振り向いて「お客さんもしかして、宝塚の男役?」と聞かれたのでびっくり仰天した。「宝塚」はまあいいとしても「男役」と決めつけられてるところが何とも情けない。「いやあ、嫁さんがファンなもんやから、もしそうやったらサインしてもらおうと思ってねえ」と運転手さんは残念そうだった。サインくらいならしてもいいんだけど。 しかし、宝塚の男役がこんな夜中に桜宮のラブホテル街からタクシーに乗ったりするんだろうか。案外するのかな?
帰って「九鬼周造随筆集」をパラパラめくる。九鬼周造の母の恋人だった岡倉天心のことを書いた「岡倉覚三氏の思出」という章だけ読んだ。「『いき』の構造」を書いた人とは思えぬ詩情たっぷりの随筆。自分の母を悲惨な運命に陥れた人ではあっても岡倉覚三氏の人柄と才覚には尊敬の念を持っている、父も母も岡倉氏も死んでしまわれた今となっては誰が悪いというわけではなかったのだと思う、というくだりには思わず目がうるうるしてしまった。 ・購入物:菅野昭正・編「九鬼周造随筆集」(岩波文庫)古書
・朝食:はちみつトースト、いちご、ヨーグルト、珈琲 昼食:お弁当(卵焼き、いんげんの胡麻和え、大根菜の炒め煮、ちりめん山椒、ご飯) 夕食:外食、小太郎(寿司、刺身盛り合わせ、麦酒など)
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