昨日・今日・明日
壱カ月|昨日|明日
携帯電話がイカレポンチになった。どこをどのように触っても押しても、なあんにも反応しない。ご臨終ということか。これにて本日より、どうしても必要に迫られるまでは、私は電話を携帯しない。楽チン。
帰りのバスで本を読んでいたら、気分が悪くなった。我慢できなくなって、ひとつ手前の停留所で降り、吐き気がおさまるまでベンチで休む。酒にはなかなか酔わないのに、乗り物にはわりと簡単に酔う。駐車している車のミラーに映った自分の顔が、半紙みたいに真っ白けだったのでびっくりした。
バスの中で読んでいた本は保坂和志の「書きあぐねている人のための小説入門」。寝る前に全部読んでしまった。 この中で、例えばサッカー選手や音楽家等になるには技術が必要だけれど、役者と小説家には技術がなくてもなれる、と書いてあったが、技術が通用しないというか、技術でごまかせないことほど難しいものはない。 小説を書くには、驚異的な粘りや辛抱強さと異常なしつこさでそれについて考え続けることが必要で、それは小説だけはなくて何にもないところから何かを創りあげる時に最も肝心なことだと思った。 この本は小説を書きたい人が読むのかな。私は小説を書いたことも書こうと思ったこともなく、素晴らしい小説を読みたいと願うただの一読者であるけれども、なかなか面白かった。いい小説を読みたいと思うなら、読み手も成熟しなくちゃね。
2週間ぶりに「白い巨塔」を見る。大河内教授が出てきた。これは前回、加藤嘉が演っていた。私は加藤嘉の物真似がけっこう上手いのだ、まあどうでもいいことだけど。
・購入物:なし
・朝食:トースト、たまごサラダ、珈琲 昼食:きのこおにぎり 夕食:豚肉と玉ねぎの炒め物、冬瓜の味噌汁、小芋の煮付け、海苔、ご飯
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