昨日・今日・明日
壱カ月昨日明日


2003年05月27日(火) 何を読んでいたのだろ

 午後からWさんと仕事の打ち合わせ。
 Wさんは30歳前後の男子。芥川竜之介をよりいっそうやつれさせたような感じの人でおとなしくて口数が少ない。声も小さいので、この人としゃべっていると部屋中に私の声だけが響き渡っているようで何とも心もとない。
 打ち合わせ終了後、「この前本屋さんで熱心に立ち読みしてはりましたねえ」とぽつりと言われる。げっ、見られていたとはつゆ知らず。「僕、1時間くらい店にいて、帰る時見たらまだ読んではったからびっくりしました。ははは」だってさ。声かけてくれよ。どこで誰に見られているかわからんもんだ。

 今日から広津和郎の「同時代の作家たち」を読み始めたが、すごく面白い。広津桃子も良かったが、父親もこれまた素晴らしい。どうやったらこんな文章が書けるのだろう。

 トリュフォーマニアのTが山田宏一の書いたトリュフォー本を買って帰ってきた。夕食を食べながらトリュフォーについて口角泡飛ばして語るのを、ふんふんと聞く。これから夏にかけてベルイマン、ジャックタチ、トリュフォーと特集上映されるらしいから、くれぐれも見逃すことのないよう計画を立てなければならない。

・購入物:山田宏一「フランソワ・トリュフォー映画読本」(平凡社)
     NHK人間講座テキスト 小栗康平「映画を見る眼」
     CD=登川誠仁「忠孝の歌」

・朝食:コロッケパン、牛乳
 昼食:お弁当(卵焼き、きゃらぶき、大根菜の佃煮)
 夕食:そら豆とひき肉のみそ炒め、冷奴、水菜のサラダ、玄米ご飯

 

 


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