王様の耳はロバの耳
戯言。暴言。失言。


2002年01月19日(土) 穏やかな暖かさ

金曜、ベンツさんに会わなかった。
ベンツさんの仕事が押して連絡が取れたのが遅かった。
この日はメールも電話もすれ違いばかり。
夜、メッセもすれ違いだったようだ。

普通の恋人達と違って、いつでも気軽に連絡できるわけではない。
すれ違いが続くとイライラする。
だけどベンツさんに対してそういう感情が起こらなかった。
苛つかない自分に気が付いて、寂しくなった。


もう
熱い
気持ちに
なることはない




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


久しぶりに夫が土曜日家にいた。
特に何処に出かける訳でもなく、のんびり家で過ごす。
子供達が寝静まった夜。
夫が私を求めてきた。
気乗りはしなかったけれど、抱きしめて欲しいと思った。

カタチばかりの繋がりを終えて、コーヒーを入れる。
夫は椅子に、私は畳みに腰をおろして
コーヒーを飲みながら本を読んだ。
同じ空間を共有して、静かで穏やかな時が過ぎる。

これが私の現実なんだ。
カラダの芯から熱くなるようなセックスはない。
だけど穏やかな暖かさはある。
誰もがその「穏やかな暖かさ」が幸せだと思うのだろうか?
私は何故それが幸せだと思えないのだろうか?

きっと・・・
穏やかな暖かさを失ったとき
「それが幸せだったんだよ。馬鹿だね。」
って嘲笑されるんだろう。


 < 過去  INDEX  未来 >


(A) [MAIL]
エンピツ