あなたに髪をなでてもらうのがすき。 わたしの髪をさわるあなたを見ているのがすき。 あなたの色気とあなたの指の感触が わたしをオンナにしてくれる。
鏡越しにあなたを見つめることはできても まっすぐあなたの目を見ることはしたくない。
あなたを抱きしめてしまいたくなる。
助手席から盗み見たあなたの横顔はとても端正で わたしの中のオンナの部分をくすぐる。 車の窓から差し込む深夜のコンビニの蛍光灯が あなたの頬に影を落とす。
あなたがキスしてくれなかったら きっとわたしからキスをせがんでいたと思う。
ねえ、いつか、わたしのことを抱いてくれる?
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