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2006年11月14日(火)    ソーイングボックス製作

日曜日に見に行った大西淳子さんの作品展に触発されてしまい、
私も無性に何かを作りたくなってしまいました。

講座で作りかけのバックの続きをやってもいいのだけれど、
できれば短時間で1つの作品として何かを仕上げて形にしたい気分。
となると、作りかけのバックでは時間がかかり過ぎて不可能。

というわけで、かなり昔の講座で作りかけだった布箱を仕上げることに。



それで出来上がったのがコレ↑です。
大西先生のサイトの「東急セミナー青葉台の過去の作品」一覧で確認して
みたら、【2003年1月 スィートフラワーボックス】とありました。
約4年越しで完成したことになります。(苦笑)



で、このボックス。
講座での作り方はクラフト用紙を使ったものでしたが、
私は耐久性のことを考えて、土台には空き缶を使うことにしました。

作り方は、EsRoomの主催する「Tin Can Gallery」を参考に。
詳しい作り方が10月発売の「ステッチidees vol.4」に掲載されてます。
それを参考に、手元に手芸用ボンドが見つからなかったので、
代用として両面テープを使うという方法で製作しました。

ちなみに、使用した缶は、日曜にDEAN&DELUCA渋谷店で買ったもの。
上蓋がスイングして開くタイプが良く、目論見どおりサイズもピッタリ!
講座で用意されていた生地の分量で十分足りそうです。

というわけで、手順どおり缶に布を貼るべく、まずは両面テープを
グルグル貼り付けていきます。



上の写真は、外側と内側に両面テープで布を貼っているところ。
全て貼り終えると、下の写真のようになります。



写真でお分かりかと思いますが、外側・内側ともに底面にも生地を接着。
クラフト用紙を台紙にして布を接着したものを貼り付けてあります。
内側の底面部分は、クッションを兼ねて台紙のクラフト紙と布の間に
キルト芯を挟みこんであるんですよ。



缶の下半分が出来上がったので、次は上蓋です。



上蓋の表(外側)に貼る生地は、講座当時に刺繍済みです。
上の写真のように、あとは形に仕上げるだけの状態で止まってました。
刺繍した生地の土台部分に、キルト芯を貼り付けて成型した後で、
生地を缶の上蓋に貼り付けていきます。



上の写真の一番左は、ただ貼り終えただけの状態。
周りに余った生地をハサミで切り取った状態が、上の真ん中の写真。
さぁ、後は仕上げにリボンがブレードを巻きつけるだけです。

ここで、肝心のテープの選定に大いに悩みました。
なにせ、突発的に作り始めたので、肝心の素材が手元にありません。
さぁ困った!

とりあえず手持ちのテープやリボンを出してきて悩んだ挙句、
私が選んだのは、地色に近いくすんだピンクのブレードでもなければ、
鮮やかなビンテージリボンのショッキングピンクでもなく、
ベージュのブレードでした。



かくして、短時間のうちにソーイングボックスが完成!
本当はベージュではなく黒のブレードかリボンを使いたい気分でしたが、
手元にはなくベージュで妥協。
でも、実際に仕上げてみるとベージュも悪くないなと思えてきました。
むしろ、しっくり馴染んでいるかも?



たぶん、刺繍部分に、今回使用したブレードと似た色合いの刺繍糸が
あったからだと思います。
上の刺繍部分のアップ写真3枚で分かるでしょうか?
左と真ん中の写真にゴールドとベージュっぽい色でチェーンステッチを
施してある部分があるんですが、そこ部分とマッチしたのでしょう。

ちなみに、最初に黒やピンクをイメージしたのも刺繍部分に使用した糸や
ビーズの色がヒントになっています。
黒は使用しているビーズの色から思いついたのですが、
実際に縁取りに使用したら少し主張が強すぎたかもしれませんね。



さて、完成したばかりのソーイングボックスに裁縫道具を入れましょう。



上の写真のFAUCHONの赤い缶の方が、講座などに持参している裁縫箱です。
母がチュニジア赴任中の父とチュニジア&イタリア旅行をした際、
日本との往復の飛行機で経由したParisの空港で購入したというお土産。

この赤い缶も、上蓋がスイングして開くタイプ。
色合いといいサイズといい、結構気に入って使っていたのですが、
写真を見て分かるように少し深さが足りないんですね。

 → 

で、新しいソーイングボックスの方に道具を移したら、
今まで寝かせて入れていた糸も立てることが出来てスッキリ!
縦横のサイズが殆ど同じ缶なのですが、深さが違うだけで同じ量が
見やすく収められるようになりました。大満足!

意外に短時間で仕上がったこともあって、満足度がかなり高いです。
暫く空き缶や空き箱のリメイクにハマりそうな予感。(笑)

折角作ったことですし、12月の講座には新しいソーイングボックスを
持参して出席したいと思います。楽しみだな〜。



おまけ写真を1枚。



これは今日作ったわけじゃないんですが、自作のピンクッション。
大西先生の著書で作り方が紹介されているもの。
土台の枠には、サランラップの芯を使ってあります。

枠部分の生地は古い着物の古裂、クッション部分はタイシルク。
どちらも、大西先生のアトリエで端切れで購入した小さな生地を使用。 

ちなみに、タイシルクの中にはフェルト作成用の原毛を入れてあります。
羊の原毛には油分が含まれていて、針の錆を防いでくれるのです。
ウールの毛糸の余り糸を集めて再利用するのも手ですね。



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