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2005年07月05日(火)    大西淳子先生のアトリエセールへ

今日は実家から母が出てきてくれた。
久しぶりに孫に会いたい、というので、その言葉に甘えた。

幸い、天気も良好で、雨に降られずに済んで良かった。
雨の日に、外に出られずストレスのたまった息子と2人きりで、
ずっと室内で過ごすことになったら気の毒だから。



母が息子の面倒をみてくれている間、私は一人で外出。
以前習っていた手芸講座(古裂を使ったバック)の大西淳子さん
アトリエへ。

大西淳子さんのアトリエは、小田急線・新百合ヶ丘にある。
我が家からは電車の乗換えも1回で、1時間以内で辿り着ける。
長時間1人で出かけられない身としては、この近さがとても嬉しい。

アトリエでは、今日からセールが始まっていた。
「ハギレパック・サンプル・アトリエ限定キットなど、お買い得商品を
 取り揃えてますよ〜」と聞けば、足を運ばぬわけにはいかぬ。

色とりどりの量り売りの生地にも心を奪われそうになりつつも、
今回は手堅く【アトリエ限定キット】なるものを購入。
今月は、うっかり日付を失念していてマンスリーキットを買い逃して
しまったので丁度よかった。

他にも、少しだけハギレを買ったり、別のキットを買ったり。
今までの作品も溜まっているのに、こんなに作れるのかしら??(汗)
洋服などのバーゲンには足を運ばないのに、好きなものに対しては
お財布緩みっぱなし?!の私です。仕方がないねぇ。



ちなみに、購入したキットで出来上がるバックは、これ↓。


このバック、大西淳子さんの著書「ビーズで飾る和裂の小もの」に
作品として紹介されているもの。
本の写真で拝見した時はピンとこなかったけれど、アトリエに飾ってある
実物を見たら、生地の所々にアクセントで入っている鮮やかなピンクの
色合いに惚れてしまって即決。(苦笑)
素材は夏らしい絽の生地を使用していて、とても軽いバックです。

452904078Xビーズで飾る和裂の小もの―どこか懐かしいバッグとかんたんウェア
大西 淳子
日本ヴォーグ社 2004-12

by G-Tools


実は、このピンクの色と地色のベージュを見て、6月に誕生日を迎えた
友人の顔が思い浮かんだ。
無事に完成した暁には、ぜひ彼女にプレゼントしたいな。
もちろん彼女が嫌でなければ・・・の話。
古い生地を使っていることが生理的に駄目な人もいるからね・・・。

ちなみに、同著書の中で紹介されていた同じ型のバック。
私だったら、このバック↓が持ちたいな〜と思う。



でも、このバックのキットは昨年7月に販売され買い逃してしまった。
だから、今更入手することは不可能なのです。
それでというわけではないのですが、同じ型で色違い(紺色)のキットを
つい買ってしまったのは、他でもないこの私です。(笑)

さて、どちらも夏向きのバック。
ぜひ今年持って歩きたいので、早々に着手しなければ!



アトリエには、なんだかんだと2時間近く長居してしまった。
久しぶりに講座で一緒だった方々(どの方も年上の方)に再会したり、
半年ぶりにお会いする先生と話が弾んだり。

先生と話していたのは、実際の作品の色と、本で見る作品の色は
似て非なる色合いであることが多いこと。
カメラマンや編集の方も、できるだけ実物に近い色を出そうと頑張るの
だけれど、決して同じ色にはならないのだそう。

特に淡い青みの色合いは難しそう。
上の紙風船の模様のバックの地色も、こんなに紫がかっていないのです。
もっと水色に近い色。

そういえば、写真を習っていた頃、リバーサルフィルムに写った写真の
色合いを印刷の時点で正確に反映できないという話を聞いたっけ。
私でさえ、自分の撮った写真の色(フィルムの色)を正確に反映させて
印刷するのには、実際かなり苦労する。
それと同じで、フィルムの色と印刷した書籍の色も違うのだろうな。

それにしても、大西先生のアトリエにいると、それだけで幸せ。
なんといっても、沢山の布(古裂)を手に取って見れるのだから。
布を手に取ると、ついつい「素敵〜」と声にしてしまう。
いつもあっというまに時間が過ぎていくのが残念。
また近いうちにお邪魔できるといいな。


【memo】
・今年9月に大西淳子さんの新刊が日本ヴォーグ社から出ます。
・新刊発売後、国立のアグレアブル・ミュゼにてイベントの予定あり。



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