酒井 駒子 文渓堂 2000-05
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この方の絵、とてもいい感じです。絵を見ているだけで心が和みます。
反抗期を迎えたくらいの、3〜4歳くらいの小さな男の子を持つお母さんが
読むと、ついホロリとしてしまうのではないでしょうか?
子供の気持ちをよく描いた本だと思います。
なんとなく、絵本に出てくるお母さんと、未来の自分がだぶりました。
すぐ怒るところなんか、きっと私もそうなるんだろうなぁ・・・と。(笑)
話の中で、いっぱい文句をならべてみる子供ですが、それでもやっぱり
お母さんのことが大好きで。
読み終わると、そんな子供の存在がとても愛しく感じられて。
子供のためというより、母親のための絵本でしょうか。
読み終えた後、絵本をダイニングテーブルの上に置いておいたら、
たまたま見つけた Kin-chan が手に取って読んだらしく、読み終えた後に
(別室にいた)私のところに絵本を持ってきました。(笑)
遠い昔に小さな男の子だった彼、何か共感するものがあったのでしょうか。
彼も、この絵本をとても気に入ったようです。
2人でソファに座って、何度も何度も声に出して読んでみました。
話の中で「お母さんなんか嫌い! だって・・・」の「お母さん」の部分を、
夫婦のお互いの名前に置き換えて読んでみるのも面白いです。
「Kin-chanなんか嫌い! だって、・・・だし、・・・だし、・・・だし!」
あれれ?
実際に声に出してみると、そんなに幾つも嫌いな部分を挙げられません。
そして、やっぱり、最終的には彼のこと、大好きなんですよね。(笑)
さて、赤ちゃん誕生も未だの我が家で、絵本ブームとなるのでしょうか?
個人的に、子供が生まれたら沢山の本を読んであげたいな〜と思いつつ、
そのための本を全部買うのは、贅沢で幸せなことかもしれないけれど、
いささか危険と感じている私です。
金銭的な問題や、狭いマンションでの収納スペースを考えてのことでも
ありますが、何でも買い与えることが果たして子供のためになるのか?と
思ったり。まだ生まれてきてもいないのに、気が早いですね。(苦笑)
ただ、最近、好きなものや大切なもの、そうしたもの全部が全部、自分の
所有物じゃなかったとしても、十分幸せに暮らしていけると感じているので
「やっぱり、まずは図書館でしょ。」と、未来のために予行演習している
感じなのでした。
ちなみに、いま(図書館で)予約して取り寄せてもらっているのは、
ユッタ・バウアーさんの 「おこりんぼママ」 と、
マーガレット・P・ブリッジズさんの「いつまでもすきでいてくれる?」 です。
上の2冊の本も、子供のための絵本というよりは、どちらかというと、
子供を持つ親のための絵本かもしれません。
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