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2003年06月23日(月)    「自分のリフォーム」から得る自信

週末の梅雨の中休みな天気とは裏腹に、今日も梅雨らしい雨の一日。
特に予定もなく、少し疲れていたので、ゆるゆるとノンビリ過ごしました。

メイプル」という40代女性をターゲットにした雑誌(7月号、集英社)
を、はじめて買いました。
買った理由は、8月に旅行する北東北の特集記事があったことと、
他にも幾つか読んでみたい記事があったから。

さて、今日の日記の標題。
雑誌「メイプル」の中にあった安藤優子さん(フジTV・キャスター)の
記事の中にあった言葉。

彼女は今フィットネスに夢中なのだそうです。始めて一年。
40代で始まった「肉体改造計画」が、肉体だけでなく精神までも明るく
伸びやかに、前向きにしてくれたことが書かれています。

その中で心に残った言葉を幾つか。
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「いつか読んだ心理学の本に 『ストレスとは、他人をうらやむその瞬間に
 生まれる
』 と書いてあった。反対に 『ストレスが癒される瞬間は、
 なんと自分が幸せかと思うその瞬間にある
』 とも。」

「"流されるだけの日常"を少しでも変え、私が私のために生きているという
 実感をつかむことができるようにしたかった」

自分が変われることへの自信が、自分の気持ちをうんと豊かにしてくれた
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言われてみれば、最近の私はストレスを殆ど感じません。
ストレスを感じにくい生活をしているから・・・とも考えられるのですが、
ある時「結局、自分は自分以外の何者にもなれない」と強く実感して以来、
あまり他人と自分を比較して見なくなったからかもしれません。

そして、今の自分は幸せだなとも思います。
といっても、決してパーフェクトな人生を歩んできたわけでもありません。
叶わなかった夢、分かり合えなかった人、欲しくても諦めたもの。
20代後半で大きな挫折を経験したし、時として妥協したこともある。
ずっと受け続けている国家試験は、未だに全科目合格を果たしていない。

でも、なんで今の私は幸せなんだろう?
結婚して今は一人ではないから? もうすぐ家族が増えるから?

いいえ、どちらも違います。
この幸せ感は、誰かに与えられたものではなくて自分で手に入れたもの。
例えるなら、引用した安藤さんの最後の言葉。
(自分が望みさえすれば)自分が変われることへの自信でしょうか。

回り道をしたり、後悔したこともあれば、失敗もしました。
よく他人からは、何でも器用にこなす人に見えるそうなのですが、
実はとても不器用だし、だからこそ、その分だけ陰で努力もしています。

そして、今の私を作っているのは、20代後半に挫折した私。
なんの保障もないのに、会社を辞め新しい道を歩くという選択をした自分
です。当時は、もうただただ夢中でやっただけなのですが。(笑)
あの時の私が、今の私を作り上げたのだと言っても過言ではありません。
失敗や挫折をした後、それをきちんと正面から受け止めて消化できると、
人は失敗や挫折を乗り越えて一回りも二回りも大きくなりますね。

今の自分の立っている場所から、ふと後ろを振り返って、今まで自分が
歩いてきた道を見て、「あぁ、私の選んできた道は間違ってなかった」と
思える時、人は自信というものを与えられるのかもしれません。

思うに、自信というものは「持つ」ものでもなければ、今自分が立っている
場所からまだ経験もしていない未来に対して感じられるものでもないのでしょう。
自信とは、今自分が立っている場所に対して感じられるもの。
そして、今自分が立っている場所というのは、過去からずっと繋がった
道の上にあるのです。

自分が今立っている場所から後ろを振り返った時に、
「これまでの道も自分で選んで歩いてきて、今の自分に満足をしている。
 だから、これからも同じように自分を信じて歩いていけば何とかなる。
 そう、きっと大丈夫!
もしそう感じることができたなら、それが自分を信じること=自信
なんだと思います。

そして、自信を感じられると、自分のことが前よりもっと好きになる。
その「今の自分が好き!」という気持ちが、人をより輝かせるのかも・・・・・
雑誌の写真で、実に活き活きとした姿を見せる安藤優子さんのように。
30代以降の顔には、それまでのその人の生き様が映し出されると聞くのは、
きっとそういうことなのでしょうね。



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