Daily Journel@M403



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2002年03月25日(月)    カメラを持って散策へ

関東では、桜が満開。既に、ハラハラと散り始めている。

桜が散ってしまう前に、練習も兼ねて写真を撮ってこよう〜と、昼過ぎから近所に
散策に出かけた。「主に撮るのは花の写真だから・・・」と、自分の50mmのレンズを
カメラ本体に付けてから、よせばいいのに、他にもレンズを2本、鞄に入れて
持って行った。「桜が50mmレンズじゃ届かない距離だと困るなぁ・・・」と思った
からなんだけど、レンズは2本ともズームなのでズッシリと重い・・・。

外に出ると、天気の割に風が冷たくて肌寒い。まさに花冷え。
自宅の前の道を駅の方に向って5分くらい歩いていくと、桜が満開の小さな公園が
ある。その公園に至るまでの間、民家の軒先に咲いている花々を撮って歩く。

1つ1つの花を写真に収めるために、いつもより真剣に花を探し、見る。
すると、普段なんとなく歩いているだけでは気付かなかったことが沢山あること
に気付く。この道には、こんなに沢山の種類の花が咲いていたんだなぁ。
中には、今まで見たこともないような花も咲いてたりなんかして。

普通に歩くと5分くらいで着く公園に、30分以上かけて辿り着いた。(笑)
途中、クリーニング屋さんの店先に咲いているパンジーと桜草が綺麗なので、
カメラを持ったままボ〜っと眺めていたら、お店のご主人が出てきた。

    「綺麗ですねぇ〜。この花、写真に撮ってもいいですか〜?」

お店のおじさんは、嬉しそうに、片っ端から花の種類を説明してくれた。
自分の育てている花を誉められて悪い気のする人はいないんだろうなぁ。(笑)
挙句の果てには、「おじさん、カラオケの歌の作曲もしててさ、この間なんか
入選したんだよ!」と言って、入選曲の載った本をコピーしたものをくれた。
なんでも、今度CDに収録されるらしい。すごいなー。

公園に着くと桜は満開で、既に散り始めていた。一番花の美しい時期は、やはり
もう過ぎてしまっていたようで、儚げで匂い立つようにフレッシュな桜の花は
なかなか見つからなかった。それでも、なんだかんだとフィルムの半分以上は
桜の花で埋まっていると思う。(^_^;

公園では、ベンチに座ってレンズを交換したりしていると、見知らぬお婆さんや
お爺さん、おじさんに話しかけられた。桜の話、カメラの話、ただの世間話。
通りすがりの者どおしで、他愛もない話をして別れる。道端でも同じ。

1人、カメラを持って写真を撮ってるだけで、気さくに話しかけられる。
そして、話しかけてくる人は、どの人もこの土地に長く住んでいるであろう人々。
この街に住んで丸2年。なんだか、カメラのお陰で街に触れた気がした。
そして、時間ができるとカメラを持って散歩に出かけるKin-chanの世界にも。

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