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2001年10月28日(日)    幸せのお裾分け

大学時代のテニス部の後輩の結婚式に出席した。
正確には、披露宴だけ。場所は、日比谷の帝国ホテル。時間は、昼過ぎから。

しかも、スピーチまで頼まれている。(おいおい、同期に頼んでくれよ〜)
私にとって、後輩であり妹のようであり、そして友でもあるので、断れない。
まぁ、こんな時くらい頑張りましょう、と準備をして会場へと向かう。
もちろん、ちゃんと朝から美容院で髪をセットして。

披露宴は、12時半より少し遅れて始まり、終わったら4時を過ぎていた。
今まで出た中で、一番長い披露宴だったかもしれない。3時間半。。。(^_^;

仲人こそ居なかったけど、かなりの大人数で、最初かなり堅い雰囲気だったため、
「おいおい、マジで、この雰囲気の中で、あたしゃ、スピーチするんかい?」と
ビビッた。料理は口にはしているものの、よく味を覚えていない。(笑)
あぁ、折角の帝国ホテルの料理。お酒もあんまり飲めなかったし・・・ (T_T)

主賓も合わせ、スピーチをした人は11名。私もその一人だったけど、たぶん
一番短くて簡潔なスピーチだったと思う。あんまり長くなってもなぁ・・・と思い、
予定していた内容の最後の方を、だいぶ端折ったのだ。

新郎は、後輩である新婦に聞いた話では私と同い年。略歴を聞くと、大抵の人が
「おぉー」と反応してしまうだろう。(少なくとも私は反応した。笑)
私立開成中学・高校を経て東京大学法学部に進学後、現在は日本銀行勤務。
(新婦の略歴もなかなかひけをとらないのだが、ここでは割愛する。)
いやはや、2人とも非常に育ちがいいというか、頭脳明晰で優秀である。
その上、2人ともスポーツをする(新郎=アメフト)ということで、文武両道。

略歴だけ聞いていると、なんだか雲の上のような存在に思えてくるけど(笑)、
この2人がスゴイのは、2人揃って、そういう風に見えないことだ。
"能ある鷹は爪隠す"というように、この2人、そういう威圧歴なオーラを微塵も
感じさせない。どっちかといえば、周りから愛されるマスコット的な存在だ。
2人とも、しっかりしてるんだけど・・・末っ子だからだろうか。

その上、なんと言っても笑顔がいい。揃いも揃って、とびきりの美人とかハンサム
とかではないんだけど、2人とも笑顔が福々しい。見ているこっちまで、幸せな
気分になるような、そんな笑顔。それは今日に限ったことではない。

あとは、家系や家風を大事にする姿勢みたいなものが何となく伝わってきた。
特に、新婦の衣装に関するエピソードが素敵。

前半を白無垢、色直しで白ドレスを着た彼女。
金の刺繍が見事な反面、今風のデザインらしからぬ打ち掛けに、目を惹かれた。
案の定、彼女が見につけた白い打ち掛けは、母方の祖母→母親→本人と、母娘
三代で着た衣装だった。

家系や家族を大切にする姿勢は、とても素敵で、でも堅苦しくもなくて、素直に
いいなぁと感じさせるものだった。なんというか、少しハイソで品があって。
そういや、彼女は私立双葉高校の出身で、雅子さまと一緒なんだよなぁ・・・。
なるほど、雅子様のご実家である小和田家の雰囲気に少し似ている気がする。

それにしても、共通点の多い新郎新婦だった。見合いで出会った2人だけど、
知り合った1年後に挙式したというから、よほど波長があったのだろうなぁ。
彼女の姉貴分である私から見ても、彼なら大丈夫!間違いなし!と思う。
他人事なのに安心し、心から喜び、そして嬉しく思った。

しかし、Kちゃん、あなたが、実は密かにお嬢だとは知らなかったよ。
ドレスは桂由美のデザインだったしさ。まぁ、薄々気付いてはいたけどね。(笑)
でも、あの人なら大丈夫。末永く幸せになるんだよ! >Kちゃん


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