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2000年11月25日(土) 大好きな街の商店街の一角
今日の東京は晴れのち曇り。夕方までの日中は良い天気で暖かかった。 昨夜、寝る前にベランダに出たら星が出ていた。久々に星を見た気がする。 珍しく澄んだ空にオリオン座と冬の大三角形が瞬いていた。 さて今日は、いつも愛用している駅前商店街の話。 この街に越してきてから街に慣れるまでの暫くの間は、買い物は近所のスーパー で済ませていたが、引越して暫くするとスーパーで買うのにも飽きて、地元を 開拓し始めた。最初は、近所に生協が無いかなと自転車でプラプラしていた。 地図も土地勘もないままにさまよっていると、大きなアーケードにぶつかった。 うむ、よくある商店街って感じ。まぁ、比較的活気のある方かな〜。 折角なので、その商店街を駅の方から途切れるまで物色してみることにした。 その商店街を自転車を押して歩いていたら、家とは反対の方の脇道にそれた 一角に人が多いのに気付いた。何の店があるのだろう?? 脇道に入る前の所で自転車を端に止め、歩いて見に行ってみることにした。 アーケードから1本裏道に入ったその一角の十字路には、八百屋・魚屋・肉屋・ 乾物屋などが、それぞれ競い合って軒を並べていた。何だか妙に活気がある。 周りの雰囲気につられてウキウキしながら、それぞれの店に入ってみた。 すると・・・何だか妙に物価が安い。殆どの野菜が¥100以下。牛乳はセールでも ないのに¥138。100%のオレンジジュースは¥108だ。豆腐は2丁で¥60。 八百屋の隣の魚屋に入ると、スーパーの比ではない魚介類が並んでいた。 八百屋で野菜や果物をしげしげと感心しながら見ていたら、周りにいた知らない おばちゃんに話しかけられた。「お姉さん、ここは何でも安いのよぉ〜♪」 今でも時々ボーっと品定めなんかをしていると、知らないおばちゃんに声を かけられる。同じ街に知り合いが居ないので、1日ずっと家で過ごす日なんか には、知らないおばちゃんに笑顔で話しかけられるのも嬉しいものだ。 そういうのも何だか楽しくて、それ以来スーパーには殆ど行かなくなった。 後日Kin-chanも連れて買い物に行ったのだが、彼と一緒に居ても私は知らない おばちゃんに話しかけられ「なんだか、ここは楽しいねぇ」と2人で笑った。 このまるで"市場"のような商店街の一角には、後日談がある。 大学時代の友人に新居の住所を教えた時のこと。彼女は、今は家族と一緒に浦和 に住んでいるが、小学校高学年までは我が家のあるこの街に住んでいたという。 私の新しい住所を見て、目を丸くしてビックリしていたのを覚えている。(笑) その彼女が我が家に遊びに来ることとなり、駅で待ち合せた後に一緒に商店街に 買い出しに行った。例の八百屋などで買い物しようと店に入ると、彼女はそこに 並べられている商品を見ながらビックリした後、感慨深げにポツリと言った。 「この店、小さい頃に母親と来た・・・いつも買い物が終わると、このジュースを 買ってもらったのを覚えてるよぉ・・・ここのこと"市場"って呼んでたわ・・・」 自分の親しい友達が幼少時代を過ごした商店街で、今日も私は買い物をする。 この街とは、ずーっと前から御縁があったのかもなぁと思う日々。 今日はチラシに出ていた新米10kgを3千円弱の値段で買った。 いつもより更に安くて、本当にありがたい。 | |
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