えびたま

2022年02月19日(土) 1日中家にいると、ピクミンは育たない

掃除洗濯して正しい休日。
劇団のミーティングが夕方にあり
リモートだけど、wifi環境の都合でTさんがうちに来るので
来客モードのお掃除。

午前中には終わったけど
午後はもー何もする気が起きず、大典と昼寝。

ミーティングは結局前回と同じよなことを話した気がするけど
無国籍の30周年について。
この30年、わたしの欲望でやってきたよなことを
いろいろな方面に謝罪して、今後も関わってもらえるよに
お願いするための行脚になるのではないだろか。

夜中、大典ミニ典が寝静まった後一人で
「ノマドランド」を観る。
大きな工場を中心に成り立っていたアメリカの地方の街が
その工場の閉鎖とともに住所から消える。
そこで暮らしていた主人公のファーン。
夫を亡くし、家を失い、季節労働者としてバンで各地を移動しながら
生活している。
年金をもらうよな年齢だけど
同じよな境遇の同じよな年齢の人たちが各地で多くいて
ゆるいコミニティを形成してたりもする。
アメリカの住宅ローンは、日本と違って
ローンが払えなくなると、それまでいくら払っていよが
家を失うと聞いたことがある。
日本なら、売ってしまえば、買った時より安くなるだろけど
幾らかでもお金が手元に残るのに。
彼女がなぜその生活を続けるのか?という問いが浮かぶ映画だけど
夫への愛が深かったのねで済ませられるものではなく
孤立していくしかない社会を描いているのではないか。
大典もミニ典も失った自分の姿を見ている気がして
悲しくなった。
最後に、住んでいた街の跡にある貸し倉庫に残していた家財を
全て処分して、またバンを走らせる主人公。
アメリカの映画で、後ろ姿が遠ざかっていくラストシーンは
チャプリンのそれのよに、未来に希望があると信じたい。


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