えびたま

2019年05月21日(火) あの店が閉まってたことが運命

大典ミニ典を送り出した後、映画を観に行く。

「主戦場」
従軍慰安婦問題を、日系2世のアメリカ人監督が探る
ドキュメンタリ。
恐ろしいほどの両論併記。
なのに着地点は明らか。すごい。
ネトウヨやらナショナリストやらレイシストが
ものすご素直に持論を展開していて
そのうちのいくつかの言説は、ハンで押したよに同じことを言う。
それらの言説に、はっきり裏付けをつけて反論反証を展開する
歴史家や研究者。
朝ナマみたくガチでやると、
きっと興奮して訳がわかんなくなるし、そ言うのは正直観たくないが
それぞれの言い分を切り取って
テーマごとに両論を並べている。これなら観てられる。

韓国の中の慰安婦問題でも、「両論」が存在していて
日本軍、日本政府の責任を問う人たちと
それももちろんあるが、家父長制や男尊女卑など
その当時の韓国の社会背景も責任があるのだと言う人たちの
議論があるよで、それは初めて知った。
どきりとしたのだが、それは結局日本を映す鏡であって
当時(というか今も)同じ社会背景は日本にもあり
少なからず日本人の慰安婦にも、そのよに徴用された人はいただろと思う。
日本の慰安婦は声をあげないのか。
わたしが知らないだけで、かつて声をあげていて
すでに解決されているならいいのだけど。

最初から最後まで、ものすごい事実やものすごい論理が出てきて
くらくらするし、揺さぶられる。
何より、戦争はやはり人権を奪われる人類最大の犯罪なのだ。

終わって出て行く時見たら、結構若い人がいた。良かった。
映画の中のインタビューで、日本では10代20代の若い人は
慰安婦問題自体を知らないのだ。
知ってる人みんなに観て欲しい映画。

外は風雨で、お腹が空いて、
お家でダイエットフードを食べる気にはなれず
そだ、東口に向いた大きな窓のカフェで食べよと思い立つ。
が、閉店していた。がっかりしてエスカレーターで降りよとしたら
登りに見覚えのある白人男性が見えた。
Maynard!!
握手してもらったー!!
わーい!!


 < 過去  INDEX  未来 >


くにひた [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加