2019年05月11日(土) |
そんな時代があったなんて |
医労連の主催する「ナースウェーブ」に参加してきた。 会場に入ると、「好きなのをどうぞ」と ケーキやらシュークリームやらスイーツを渡される。 こんなん初めてだ。 まずはレクチャーということで、 新潟の医労連からいらしたナースのお姉さんが ナースウェーブの歴史、また看護師の労働現場の歴史を 講義されていた。
全く知らなかったけど、看護師という職業は 「従軍」という形で発展してきたという。 軍医や戦場での医療活動の補助員として必要だったのだ。 女性で唯一赤紙をもらった人たちとして紹介されていた。 あまりに過酷だ。 戦後も、職業差別というか、 看護師は住み込みが当たり前で、通勤が許されなかったとか 結婚や妊娠の自由がなかったとか。 確かに最近まで、妊娠する順番を決められるという職場があると 話題になってたな。 これも最近だったけど 死んでしまっている胎児がお腹に入ったまま勤務しなきゃ いけなかったなんて、21世紀の話と思えない。
献身的な職業なのに、人間として当たり前の権利を 認められてこなかったなんてと、泣きそになる。
その後、医療現場の人手不足の解消を訴えデモ行進。 コールに「9条守れ」も入っているのがステキ。 あおば通でデモが終わり、そのまま仙台駅のペデストリアンデッキで 署名活動。 あまりに無関心に通り過ぎる人が多いから たまに署名してくださる人が神に見える。 1時間ほどだったけど、全く知り合いに会わなかった。 いたら捕まえて署名してもらおと思ってたのに。
夜は10-BOXで 石川組旗揚げ公演「隣の人々 静かな駅」を観る。 OCT/PASSの作風しか知らないので、 こんな静かな雰囲気の作品も石川裕人さんは書いていたんだと ちょっと驚いた。 絵永さんも片倉ちゃんも宿利さんも、素敵だなと思った。
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