えびたま

2017年04月13日(木) えびさま「古典への誘い」観る。

桜の羽織を着て行きたいと思い
それに大島は合うだろかと、悩んだが
合わせてみたら大丈夫だった。
久しぶりに着物でお出かけ。
早めに街に出て、cafe Mozartで昼ご飯を食べ
電力ホールへ。

市川海老蔵「古典への誘い」
前説の新蔵さんの話をきいて、仙台ではこれが
3回目とわかる。
ちゃんと全部観に行ってた。意外と忘れているもんだ。

前回は能とオペラと歌舞伎を組み合わせた源氏物語だった。
桐壺帝を能の方が演っていて
人ではないみたいに見える。まさに殿上人という感じ。
頭の中将をお能、光の君を海老蔵が歌舞伎で舞うというのも
とても面白かった。同じ舞だけど
歌舞伎と能で全然違うのだ。
それにオペラが入っても、異文化ながら
面白い融合があって、見応えがかなりあった。

今回は、純粋に歌舞伎の演目だけの企画。
「身替座禅」と「男伊達」
なよっとした色男と、ケンカっ早い伊達男。
どっちのえびさまの得意な感じ。

どっちも綺麗だった。
が、ここ10年くらい、なんか物足りない。
技術や表現力は、確実に今の方がうまいのだけど
ハタチ前後、新之助時代の、あやういけど
エネルギー溢れる、わけのわからない面白さは
もう戻ってこないんだろな。

でも今回席は前から3列目。
久しぶりに近くで観られてしあわせだったことよ。


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