| 2012年05月12日(土) |
じいさんの群れの中にて |
盛岡の劇団、たつ2000さんの舞台を観に。 60〜70代の劇団員で構成されたシニア劇団らし。 「睡る男」
公演の東屋で、ぴくりとも動かず寝ている男。 それに気付いてしまった人々の話。 死んでいるのか、ただ寝ているのか。 それとも何か病気なのか。 通報しようか、病院に連れて行くか 気付いた以上は放っておけない、 いや、そこまで他人の面倒をみる必要はないなど 寝ている男の周りで議論する人々。
シニアだけあって、上下のソデからプロンプが跳ぶ。 ハラハラするけど、暖かく見守る客席。 お客さんも7.8割は60代以上と思われる。
芝居を若い頃からやっているとわかるのは 一言の台詞もなく、最初に東屋に入る姿だけがみえる 「睡る男」役の方くらいだった。 舞台上にいるたたずまいがタダモノではない。 が、 そうでない方々も、別な存在感があるのだ。 カラダも落ち着かないし、台詞も時々ガタガタになるのに 若造にはない、絶対的な存在感。 顔に、たたずまいに、その人の人生がにじむんだろか。 台詞が完全方言だったのも良かったのかも。 皆さんとてもナチュラルだった。 そして味がありすぎる。 同じ男女構成で20〜30代の人間が並んでみても 薄味に見えるんだろなあ。
時々書いているけど、わたしはじいさん好きである。 舞台だけでなく、客席までじいさんだらけのなかで かなり楽しく幸せであった。
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