2005年05月01日(日) |
わたしの手では掴みきれぬ器 |
野中神社にて「ベイベ、ベイベ」を観る。 先週お会いした大学生・阿部さんと共に。
大好きな女優・かわいい吉田さんと 時々うちのお手伝いにも来てくれるS.I.M全志さんの二人の舞台。
去年「福箱」というproject T-timeさんでやった 企画のなかでやってた二人のパフォーマンスのような構成。 そのときやったのと同じお芝居も含まれていた。 去年のうちの「おてもと」のオープニングは このお芝居から設定をお借りしました。今更ですが。
吉田さんがとにかくいい!! 観客を自分にクローズアップさせる力を持っている役者だと思う。 全志さんがどこかゆるく見えるのに対し 吉田さんは少しも隙がない。 それ故に多少バランスは悪く見えた。
こぢんまりとしたかわいらしい舞台だったけど 構成が今ひとつ。 フランクな雰囲気の 下手すると触れるくらいの 近い芝居にしたいとのアピールだったかも知れないが 観客と役者の物理的距離がただでさえ近い会場なのだから オープニングの中途半端な素の喋りはいらなかったと思う。 ひたすら何かの列に並んでいる二人のお芝居も テキストはとてもいい短編だったのだけど もっとやり方を探れたんではと。
短編のお芝居とダンスが交互に入るのも その流れに何か関連性があったりしたら観やすかったかも。 一つ一つに関連性がみえなくても 全体通したら実は一つの流れだったとかね。 個人的好みの問題かもしれないけど わたしはいちいち空気が途切れる感じに、 集中力が散漫になってしまい 一時間程なのに、もっと長く感じた。
それでも、吉田さんは良かったと思う。 申し訳ないけどあの空間に吉田さんは勿体なかった。
次回のうちの公演に出てもらう口約束をいただいていたつもりだったけど やっぱまだ確約は出来ないとのこと。 是非出ていただきたい!!
でも今日の公演を観ながら 果たして吉田さんを上手に生かすことができるのか わたしにこそもったいない役者さんかもと不安になった。 吉田さんだけじゃなく他の役者さんもそうよ!! 生かせるのか!?わたし!! 多少ネガティブな日であったよ。
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