えびたま

2005年04月10日(日) 昭和50年生まれ会発足希望

イズミティ21にて、パルコ+サードステージPresents
「お父さんの恋」を観る。
ここ最近の悲願であった着物でのお出掛け。
気分良かった!!

脳出血のため植物状態になった男を囲む
家族と近所の医者と介護ヘルパーで
家族、親と子を描いた芝居。
大雑把な言い方ですが。

パンフを見たら、演出家・板垣恭一が「切なさ」をテーマにして
演出したみたいなことが書いてあった。
「手に入れたいのに手に入らないもの」=切なさって。
なるほど。
このパンフの記述が一番印象に残った。

わたしとして一番切なかったのは
昔父が次女に、お土産で買って来て大ブーイングを受けたという
赤いバッグが、ちょっとした拍子に転がり出て来て
次女が号泣するまでのところ。
ああいうの弱い。

他人に言われて初めてわかる自分の家族の歪みみたいのが
結局話の解決の道筋になるのだけど
そしてそれが、一個一個丁寧に扱われるから仕方ないとは思うけど
長かった…
本にしても演出にしても、
あの辺のさじ加減ってむつかしいよなと思う。
面白かったんだけどね。
そうよ。とても面白かったのよ。
隣にテレビ観てる感覚のおばちゃんとかいてうるさかったけど。
静かになったと思ったら寝てたりして。
どうでもいいことだけど!!

も一つどうでもいいことだけど
演劇関係者を全くと言っていい程見かけなかった。
ということは、純粋な観客がこんなに仙台にはいるってことじゃない!!
キャパ1500くらいかしらのイズミティ大ホールいっぱい。
どこにいたんだよこんなにさ。
やっぱどうにかしなきゃダメね仙台演劇界。

終演後、布物作家イトウさんの10-BOXでのお仕事が終わるのを待って
街中で落ち合い一緒にごはん。
丁度10-BOXでワークショップに参加していたという
office-over.いそのさんも更にその後合流。
昭和50年生まれが3人寄り集まる。
(いそのさんは早生まれだったけど。)
前にも書いたかも知れんけど、同い歳の人って
お芝居仲間には少ないので、稀少な機会。
なんだかうへへと楽しかった。

いそのさんがこの日記を読んでくれてるらしい。
嬉しい!!きゃー!!見てるー!?


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