えびたま

2004年04月24日(土) 花嫁の姉の一日

朝、雪が積もっていた。
桜は満開。

妹の劇団の人たちが開いてくれた「祝う会」だから
親族のわたしたちも招待客。
なので特に何も準備することはなく、
夕べ父が親族紹介の練習してただけ。
大典は「婚約者」と紹介されるとのこと。何だ。

朝早く起きて20年ぶりくらいに町の美容院へ。
その後、隣の市の母行き着けの着物屋さんで着付け。
タダでやってくれるとかで。

昼過ぎ、本家の祖母父母わたし大典
父の車に乗り合い盛岡へ。

親族写真撮影、続いて紹介の席でお相手の御家族に会う。
感じのよさそうな御両親、今どきの子っぽい弟さん、
ひとまわり歳が違うという末っ子の妹さん。
他所の人の親戚が一堂に会してるのは滅多に見られるものじゃない。
味のありそうな人もいて、面白かった。

父はあがりまくって親族紹介。
多分あちらの家族の方々、うちの家族構成を把握できなかったと思う。

式は割と砕けてて、長々としたスピーチとか
お約束のカラオケとかもなく、楽であった。
妹は妊娠中なので腹が…と心配したけど
そんなに気にはならず、
その顔にたえず悠然とした笑みを浮かべておりました。
「あんな笑顔みたことない」と妹の職場の同僚の方。
いや、あれはきっと舞台用。

お色直しのため退場する妹に「のっしのっし歩くな!」と
声を浴びせたわたくし。

ラストは花嫁のふみ。
母についてしか書いてなかった。
父も健在なのに。
きっと父を上司に持って以来、苦労の連続なのだろうね。
昔母が、顔に火傷した妹を自分も火傷を負いつつ助け
そのおかげで今日を美しい顔で迎えることができたという件では
涙する人続出。
弟と目を合わせ、「みんなだまされてる!!」とテレパシーをやり取り。

式の後、妹は友だちの二次会に出席。
わたしたちは親族だけで二次会。
が、大典とわたしはちょっと抜けて、
盛岡に住む大典のおばあさんに会いに。
肺炎でもう長くないと言われていたのに、治って一安心。
話しながらどんどん数分前のことを忘れていくけど、
顔色はいいし、言葉もはっきりしてらした。
「大典の未来のお嫁さん」とか「妹の結婚式」とか
ごちゃごちゃしたことみんなで言ったから、
多分今日大典の結婚式だったと思われたはず。

帰って来て二次会参加。
披露宴であれだけ食ったのにみんな食い物頼む頼む。
せっかく飲み放題ですからって、
お店の人もどんどんお勧めの酒をビンで持って来てくれるし。
すげえサービスよかった。

父が、披露宴で出たフォアグラを茄子のステーキと勘違いし
残していたのを、父の弟・晃叔父が狙っていたことが発覚。

実家へ帰る途中、大典を安代で降ろす。
一瞬だけお母さんに会う。

たくさんの人に祝われて幸せそうな花嫁でした。
そんで、まわりの人たちも幸せそうだった。
だからみんな結婚式が好きなんだねえ。
これだけの人に愛されてると思えば、
自信持って幸せな夫婦になれるんじゃないだろうか。
末永く。



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