えびたま

2004年02月24日(火) 「ドラッグストアガール」と「アイデン&ティティ」

二本も観てしまった。
だってせんえんでみられる日だったから。

「ドラッグストアガール」
おじさんたちが観たくて。
そして、知ってる限り初めて薬学生が主人公の映画だったので。
あまし関係なかった気もするけど。
やはり官藤官九郎。アホでバカで元気がでました。
絶対画面の端っこで何かやってるか
へんな小物やなんかがあるという確信で観てたので
それも楽しめたし。
田中麗奈も、ちゃんと観たことなかったけどかわいかった。
しかし、篠井英介と山咲トオルの癒し系オカマ薬剤師兄弟
これが一番の楽しみだったのに出番少なすぎ!!
それだけが残念。

「アイデン&ティティ」
原作・みうらじゅん、監督・田口トモロヲ
そしてこれも脚本・官藤官九郎で
こんな三本柱面白くないわけがない!!とずっと気になってたので。
期待は裏切られず。すごくよかった。
この作品を作った人たちはすごく偉い!!と声を振り絞るほど。
バンドブームの中でメジャーになったあるバンド
そこのギターでありおそらく中心メンバーの主人公。
追求したいロックと売れる曲とのギャップとか
ロックをやっている不安、やり続ける不安、
去ってしまうバンドブーム、メンバーの不安
もう、大槻ケンヂとかのぐちゃぐちゃどろどろ悩みまくりエッセイを
まるまる映画にした感じ。
つまりは誰もが感じてたことだったんだなあと。
だから、ありふれたテーマと言えばそうかもしれないし
ストーリーにも意外性があったわけでもないんだけど
とても素直に観られて、ストレートに突き刺さりました。
好きなことをやり続けて行く不安が絶えず付きまとっていて
しかも自分はすごく中途半端にやっている気がしているから
こういうのを観ると変な後ろめたさを感じてしまうのだけど
この後ろめたさも「それもまたよし!!」と
受け止めてもらえた気分になるエンディング。

「ドラッグストア〜」とは別な意味で元気になった気がした映画でした。
でも時間が経つ程、どんどんしみて来て
観てるときは泣かなかったのに
今になって思い出すと泣きそう。
友だち皆に勧めたい。
皆さん観て下さい!!

このような素晴らしい映画たちを観たために
すごく元気が有り余ってしまい帰り道、
智絵ちゃんとその彼・全志さんの逢瀬があるとききつけ
いやがる智絵ちゃんに無理矢理付いて行き邪魔して帰った。


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