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2004年02月25日(水)
第283話「レンタルビデオ店に咲く一輪の花−前編−」

皆さん今晩は。




「そこで藤子不二雄A先生の登場よ!」の発言でお馴染みFAKEです。




今日はちょっと背伸びしてステキな恋の物語をお話ししましょうか。




仕事帰り、時々借りてるレンタルビデオ屋の前を通ると




大きな赤いポスターが貼ってありました。




よく見ると半額デーのポスター。




その文字につられ久しぶりに自動ドアをくぐるとそこはシネマムード一色。




キネマの天地といったらいいのでしょうか。




その雰囲気にすっかり気分を良くし、店内を奥へ奥へと進みます。




大部屋役者からスター街道を突き進む。




男の花道を一直線に突き進むのです。




AVコーナーに向かう花道を。




花道を駆け抜け、AVコーナーという名の舞台に立つと




そこにはキラ星のようなスターたちが待っていました。




何故か皆ビデオテープに入っているんですが、




その中から今日のボクのお相手を捜さなければなりません。




さあ、今日のボクの恋人はダレ?




いっぱい居すぎてボク、困っちゃーう!




そんな恋人選びに苦悩しつつ時間をかけ厳選した2本を小脇に抱え、




レジに向かうとボクの目にまばゆい光が飛び込んできたのです。




ソコには長谷川京子似のコがいるではありませんか!




しかも、長谷川京子(通称ハセキョー)は新人らしくいろいろ教わっている最中。




長井秀和似の男が指導しています。




自分は急に恥ずかしくなって、手に持っていた2本、




「家庭教師の誘惑」「蒼井そら 制服人形」を元に戻すべくAVコーナーに足早に戻りました。




−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−




そして改めて選んだ4本を持ってハセキョー(年齢22歳)の待つレジへ向かうと、




とびっきりの笑顔で




「いらっしゃいませ! お預かりいたします!」




かわいい、かわいいよ、ボクのハセキョー。




レンタルビデオ店に咲く1輪のアネモネ。




いや、レンタルビデオ店に舞い降りた1匹の妖精(フェアリー)。




そんなボクのハセキョー(職業:フリーター)に自分の選んだ4本を手渡しました。




「ミニモミ。FUCKだぴょん2」


「恥液(チェキ)ッ娘」


「ロリロリ監禁」


「松浦亜美 Yeah!めっちゃほんきディ」





もちろん、縦に置きましたよ、タイトルがよりよく見えるように。




そしてはっきり認識できるように。ね?(小首を傾けながら)




ハセキョー、ほらボクってこんなにセンスあるんだよって。




はやくボクの好みをワカッテネって。




そんな気持ちを4本のビデオテープに込めて・・・。




そしていつかボクと君とでShall We ダンス?




2人の恋のステップはアンダンテからアレグロへ。




2人はいつしかフォルテッシモ・・・。




そんな想像のステップを頭の中で踏みつつ、口は半開き、




ムスコは半勃ちでボクのハセキョー(初体験はちょっと遅めの18歳)を見つめていると、




ボクのハセキョー(場所は当時付き合っていた大学生の彼の家)




の後ろから手が伸びてきてビデオテープを横にするんですよ。




バーコードを読み込むために。




誰かと思ったら長井秀和。




殺意を覚えましたね、ええ、実際。




オマエに用はねぇんだよ!




オレはハセキョーに恥ずかしい言葉を言わせたいんだよ!




オマエはその後ろに貼ってあるハリーポッターに向かって




「その眼鏡は伊達なんだ、間違いない!」




ってバイト終わるまでつぶやいてろ!




と、カンニングのデブメガネの方ばりに怒りまくっていると、




ボクのハセキョー(男性経験はちょっと少なめ2人)は新人さんらしくたどたどしい手つきで、




(あぁ、きっとアノ時もこんな手つきなんだろうなあと思いつつ)




バーコードをピッピッ! ってヤッてるんですよ。




で、




「ご利用は1週間でよろしいですか?」




なんて訊くもんだから自分、




「1泊2日で!」




なんて見栄を張ってしまいました。エヘヘ・・・(激照)




でもですね、ボクのハセキョー、現代っコなんですかね。




全然恥ずかしがらないんですよ。




ボクとしては




「ねぇ、恥ずかしぃよぅ・・・電気、消してよぅ・・・。」




ぐらい言わせたかったのに。ね?(小首を傾けながら)




<長いので続く>










…いや、あの別に僕はおかしくなってしまったわけじゃないよ?(笑)




ただね、このお方がね、代打日記を…あ!言っちゃダメだったんだ!(爆)




ゴメン!本当にゴメンね!マスク・ド・店○さん!




この日記のことは、ナイショにしててって言われたのに!!(泣)




ついつい口を滑らしちゃった…エヘッ♡(←確信犯)




かなり長くなっちゃったんで、二部構成にしちゃいました♪




てなわけで、明日は後編をお送りします☆




お楽しみにね♪











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