MAXIMUM ★ OVERDRIVE
FAKE
MAIL
|
|
2004年01月13日(火) ■ |
|
第270話「FAKEの読書感想文#1 『最終兵器彼女』」 |
|
みなさん、お元気でいらっしゃいますか?
FAKEです、こんばんわ☆
今日はですね、俺が最近読んだ漫画の本について語ってみようかと思っております。
名づけて、FAKEの読書感想文。
まんまなんですけれどもね!(笑)
拙い文章で申し訳ありませんが、楽しんでいただければ光栄です。
では、早速ですがどうぞ…。
FAKEの読書感想文 #1
最終兵器彼女
〜THE LAST LOVESONG ON THIS LITTLE PLANET〜
この漫画は2000年から2年ぐらいの間、
ビッグコミックスピリッツ
で連載されていた作品です。
アニメ化もされたので知っている方も多いと思います。
大まかにストーリーの触りの部分を説明すると…
シュウジとちせは、北海道の田舎町に住む高校3年生。
ドジで内気なちせは、
前から憧れていた陸上部のシュウジにやっとの思いで告白、付き合うことになる。
「ごめんなさい」が口癖のちせ、それをつい邪険に扱っては後悔するシュウジ。
二人は交換日記を書くという可愛らしいことからスタートすることになった。
そんなある日、国籍不明の敵に札幌が空襲される。
必死に逃げるシュウジの上空で、爆弾の雨を降らす多数の敵戦闘機。
そこへ謎の物体が突如現れ、敵を次々と撃墜していった。
危機を救った物体の影に妙な胸騒ぎを覚えたシュウジは、
信じがたい事実を知ることになる。
戦火の中、シュウジの目の前に降り立った謎の物体。
それは、体から羽根と巨大な武器を生やした、ちせであった。
…とまぁ、こんな感じで物語はスタートします。
この漫画、結構有名で発表当時は話題になっていたようです。
でも俺は、「絵がなんか萌え漫画みたいで嫌だ」と敬遠していました。
ですが去年(夏ぐらいだったかな?)、深夜にアニメをやっているのをたまたま見たのです。
俺が見たのは確か第1話で、何気なくテレビを見ていたのですが、
いつの間にかテレビの画面に見入っている自分が居ました。
主人公の『シュウジ』と『ちせ』。
この二人は、ごく普通の高校生でした。
しかし、ある日突然『ちせ』は体をとてつもない生体兵器として改造されてしまっていて、
その姿を、彼氏である『シュウジ』に見られてしまう。
そんな自分の姿を見られた『ちせ』は、『シュウジ』にこう言うのです。
「ごめんね…シュウちゃん…あたし、こんな体になっちゃった…。」
と…。
こうして、普通のカップルだった二人の日常が徐々に崩壊して行く…。
単行本第1巻の序盤で、すでに俺はなんとも言えない気持ちに襲われました。
悲し過ぎる…切な過ぎる…。
北海道に住む普通のカップルの日常が初めの内は描かれているのですが、
いきなり物語は、もう普通ではない空間になってしまうのです。
そんな二人ですが、懸命に恋愛を育もうと頑張って生きて行くのです。
俺はそんな二人の姿を見ているのが辛くて、何度も何度も本を閉じかけました。
「俺がシュウジの立場ならどうするだろうか?」
こんな考えが、浮かんでは消えて行きました。
「たかが漫画だ」と言えばそれまでなのかも知れない。
でも、架空の漫画だとしても、『シュウジ』と『ちせ』は一生懸命恋愛をしている。
例え普通の体でなくなったとしても、
『ちせ』は『シュウジ』を愛し、
『シュウジ』は『ちせ』を愛する。
この漫画は、素晴らしい純愛ストーリーだと思う。
『シュウジ』や『ちせ』以外の登場人物にも物語がある。
自衛官の『テツ』や、シュウジと過去にあやまちを犯した『ふゆみ先輩』、
シュウジに仄かな恋心を抱く幼馴染『アケミ』、そんなアケミに恋心を抱く『アツシ』
等などたくさんの人達の物語も多く描かれている。
この漫画に出てくる登場人物一人一人が、懸命に生き、そして懸命に恋愛をして行く。
そして最後には…。
生きることに精一杯で、恋愛に苦しみ泣いて、笑って、怒って…。
心情一つ一つ取っても、この物語は素晴らしいの一言です。
そしてこの物語は、素晴らしい純愛ストーリーです。
もう多くは語りません。
是非皆さんにも読んで貰いたいと思います。
俺は、全巻通して読んだ後、切なさで胸がはちきれそうになりました。
なんだか、わけのわからない文章になってしまって読みにくかったと思います。
大変申し訳ない(笑)
でも、この漫画の素晴らしさを皆さんにも伝えたくてこの日記に書きました。
少しでも興味を持っていただければ幸いです。
最後になりましたが、
この漫画の主人公『シュウジ』のセリフで終わりにしたいと思います。
ちせはかわいい。
だが、のろい。
チビだし気が弱い。
おまけにドジっ子で
成績も中の下。
世界史だけが得意。
口癖は「ごめんなさい」
座右の銘は「強くなりたい」
ぼくたちは、恋していく。
生きていく。
|
|