MAXIMUM ★ OVERDRIVE
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MAIL
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2003年12月18日(木) ■ |
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第256話「L・Ms / PHASE.40 『Rewind #3』」 |
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俺の記憶力が試されるこのLaugh・Makers(笑)
頑張れ!俺!!(爆)
では、早速どうぞ…。
前回の『Laugh・Makers』→PHASE.39 『Rewind #2』
Laugh・Makers/PHASE.40 『Rewind #3』
<HANABI 「君の事思い出す日なんてないのは 君の事忘れた時がないから」>
待ち合わせ場所で合流した俺達。
その中で、何故かマイの顔が浮かない。
「どした?」
「ううん、なんでもない…。」
顔が浮かないと言うよりは、不機嫌な顔をしていた(笑)
横からリリーが言った。
「彼氏さんが遅刻してるんやんな?」
「…。」
リリーの声に、マイは無言で応えた。
俺はと言うと、
マイに彼氏が居ることを知り、人知れずショックを受けていた(爆)
「なんや…彼氏おったんかぁ…。」
心の中でそう呟きながら、思った以上のショックの受けように自分でも驚いていた。
花火会場到着。
マイは、相変わらず不機嫌な顔で携帯に見入っている。
彼氏からの連絡を待っているようだ。
俺自身も、もう花火を楽しむような雰囲気ではなかった。
「マイに彼氏がいた。」
それだけで、もう気分は最低になっていたのかもしれない。
花火が始まった。
結局、マイの彼氏とは合流することは無かった。
それが、俺にとっては少し救いだった。
直接、マイの彼氏を対面した時、俺は冷静でいられるかどうかわからなかったからだ。
色とりどりの花火が上がる中、俺はずっとマイのことばかり気になっていた。
思春期の頃の恋のように、なんだかずっとドキドキしてた。
花火なんて見えてなかった…。
ずっとマイだけを見てた。
そんな俺に気付いたのか、マイは俺に言った。
ドキッとした。
「ずっと君を見てた。」
なんて言えるわけない。
「めちゃめちゃ楽しんでるっちゅうねん!(笑)」
と言いながら、俺は恥ずかしくて赤くなった顔をずっと隠してた。
TURN TO THE NEXT―――――→PHASE.41『Rewind #4』
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