MAXIMUM ★ OVERDRIVE
FAKE
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2003年07月21日(月) ■ |
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第142話「FAKE VS 面接官」 |
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だいぶ前の話になるのだが、日記に書いていないネタがあることを思い出した。
俺は今、就職活動中だ。
今日の話は、とある企業に行った時の話である。
では、話を始めよう・・・。
−FAKE VS 面接官−
企業の人:「適性検査を行いますので、履歴書と筆記用具を持参で御出でください。」
FAKE:「はい、わかりました。」
電話で適性検査の連絡を受け、俺は意気揚々で適性検査の日を待った。
履歴書に、その企業への思いのたけを述べる。
「いける!!」
と意気込む俺。
適性検査の日は、着々と近付いていた・・・。
〜適性検査の当日〜
スーツを着込み、履歴書を鞄に詰め、企業へと赴く。
電車に揺られながら、適性検査の対策を練る。
※適性検査とは、一般常識のようなテストのことである。
企業に到着。
受付の方に笑顔で出迎えられ、俺も満面の笑みで迎え撃つ(笑)
時間ギリギリに到着した為、順番的に最後の方になってしまった。
「まぁ、仕方ないか・・・。」
と、番号札を渡され、列の後ろに並ぶ。
エレベーターで、会議室へと通される。
「会議室で、適性検査が行われるのか?」
と、少し緊張しながら会議室の扉を開く。
そこには
○○○○○○○○ ○●●●●●●○ ○●●●●●●○ ○●●●●●●○ ○○○○○○○○
↑こんな感じで配列された机が並べられていた。
「あれ!?」
何かがおかしい・・・。
適性検査なら、机は横に並べられているはずだ・・・。
何故ドーナツ型に!??
「落ち着け・・・落ち着け俺・・・。これは変わった適性検査なのだ・・・。」
そう自分に言い聞かせ、人事部の方が来るのを待つ。
数分後、人事部の方が到着した。
人事部:「え〜、本日はお忙しい中ご苦労さまでした。」
FAKEの心の声:「早く適性検査を始めてくれ・・・。」
人事部:「今日はですね。たくさんの方に集まっていただいたと言うことで
グループ面接
を行いたいと思います。」
FAKE:「Σ( ̄□ ̄;)!!?面接!!?」
適性検査って言ってなかったかしら!!???
一人テンパる俺(笑)
人事部:「受付で番号札を渡されたと思いますが、その番号順に簡単な質問をさせていただきたいと思います。」
俺の番号札は『12』。
俺の番までは、だいぶ時間がある。
俺より前の人の質問を聞いて、対応策を練ろう・・・。
注意深く、人の質問を聞き、作戦を練る。
質問を聞いてみると、
「説明会の感想。」
「社長の印象。」
「志望動機。」
「学生時代に打ち込んだこと。」
そんな感じだった。
FAKEの心の声:「・・・良し・・・いける!!」
俺の脳内で、それぞれの質問に対する答えが形成されていた。
人事部:「では、FAKEさん。」
FAKE:「はい!」
満面の笑顔で、人事部の方に返事を返す。
FAKE:「は、はい!!?」
おいおいおいおいおいおいおいおいっ!!!よりにもよってそんな質問を俺に!!?
人事部の方からの見事なキラーパス(笑)
て言うか、俺だけそんな質問!!?
FAKE:「え・・・ええっ!!?(汗)」
面接中なのに、素の声を出してしまう俺(笑)
少し間があって、
人事部:「・・・では、質問を変えましょうか?」
FAKE:「は、はいお願いします・・・。」
FAKEの心の声:「またそんな質問かよ!!!(滝汗)」
人事部:「日本でも、世界のでもいいですよ。」
FAKEの心の声:「たまちゃんって言ってやろうか!!?」
FAKE:「・・・えぇっと・・・SARSですね・・・。」
月並みの答えで応戦。
しかし、
人事部:「なるほど。では韓国人医師がSARSに感染した状態で、日本に入国したことを、日本政府が隠していたことについては、どう思われますか?」
FAKE:「・・・・・・。」
沈黙の中、俺は
FAKE:「悪いことだと思います!」
と言い放った!(笑)
流石の人事部の人も苦笑い(笑)
そんなボロボロの感じで面接は終わった・・・。
もちろん、その企業は落ちました・・・(号泣)
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